手塚英男さん招いて住民投票をすすめる会

松本での住民投票条例制定の運動に励まされる

 今年2月から7月にかけて、松本市では新市民会館いついての住民投票条例制定をめざす住民運動が展開されました。私も松本市民なら署名集めに走るのにともどかしい思いでした。7月の松本市議会臨時会で条例案は否決され、住民投票は実現しませんでしたが、この運動を通じて多くの市民が住民自治について真剣に考えるようになったのではないかと思います。
 その「松本市民会館建設に関する住民投票の会」の手塚英男さんから、松本での経験談をお聞きしました。でき上がったばかりの「市民が主役のまちのドラマ」と題するこの住民運動の記録も紹介され、穂高町の私たちも大いに励まされました。手塚さんは合併問題にも詳しく、合併問題でゆらいでいる自治体や、首長自らが将来構想をたて自立を選択している自治体など、いくつかの事例もお話していただきました。また、先に合併ありきではなく、自立の場合の情報も提供された中で、住民が充分納得できる方法で決めるべきであり、住民投票はそれに相応しい方法であるとのご意見でした。
 住民投票条例制定の直接請求の手順や注意事項についての質問はもちろんのこと、30人余の参加者の皆さんは活発に意見を交わしました。
 松本での合言葉は「だいじなことは民意で決めよう!」、穂高での合言葉は「賛成の人も反対の人も、穂高町の合併問題は住民投票で決めましょう!」そして、私の選挙公約の一つは「真の住民自治の確立」これはもう頑張るしかありません。

◆次回の住民投票をすすめる会は、10月11日(土)夜7時 穂高町勤労者福祉センターにて、お気軽にご参加ください。