穂高町議会3月定例会・一般質問(その一)

合併に関するアンケート結果の評価と住民投票の実施について

 私の質問内容をお知らせする前に、今日の一般質問の様子をちょっと。これまでの穂高町議会では、3月定例会というと質問する議員はそれほど多くなかったのですが、今回は11人、やる気満々でいい感じです。そのうちの9人が合併に関連した質問をする、というのも特筆もの。
 今日8日には私を含めて6人が質問に立ちましたが、全員合併問題を取り上げていました。驚いたのは合併推進の立場で質問した4議員が、職員に対する平林町長の異例の訓示(2004年2月26日の活動報告にあります)について「必要なこと、当然のこと」と理解を示したこと。「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」という憲法や地方公務員法に反するようなことを、訓示といいながら職務命令のように語る平林町長は、私にはとても理解できない。
 以下は私の一般質問で取り上げた3項目の内容です。答弁を含めた報告は後日に。

(1)合併に関するアンケート結果の評価と住民投票の実施について
 12月議会において町長は、「住民の意向を汲み上げるには、複数の設問ができるアンケート調査が最もよい方法である」と答弁されました。加えて「結果をまったく無視するつもりなら、わざわざアンケートなどやらない。」とも発言されました。当然、アンケート結果は尊重されるものと信じておりました。しかし、合併反対が賛成を11,6ポイントの大差で上回ったにもかかわらず、町長は合併の方針を変えることはありませんでした。
 私は予てよりこのアンケートは公平性に欠け、問題があると指摘してきましたが、住民はそれ以上にかくも賢く合併誘導の意図を見抜き、はっきりと反対の意思表示をいたしました。「合併反対の人には、合併の意味が分からない人が多く、充分な理解がない上での判断ではないか」との町長の受け止めは的外れであり、住民意思を無視してなおも合併の方針を変えないのは民主主義に反すると考えますが、町長の見解をお聞かせください。
 また、住民投票について消極的であった町長が、一転して合併の最終決定は住民投票がよいと考えるに至った経緯についてもお答えください。

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