議会6月定例会・一般質問のまとめ 〜その一〜

質問したことにだけ答えてください!

 穂高町議会の場合、一般質問の持ち時間は答弁も含めて1人1時間と決まっています。私が4つの質問をするのに13分。その後の町長はじめ課長の答弁が何と32分。残り15分で4項目の質問に対して再質問。すると答弁がまた長い。質問してないことまで延々と話す課長もいらっしゃる。議長が見かねて「答弁は簡潔明瞭に願います」と注意がでたほど。せめて時間は半々になるようにしてもらいたい。今度そういうときは、「質問したことにだけに答えてください」と叫んでしまおう(不規則発言だけどね)。
 以下、私の一般質問に対する答弁を簡単にまとめて報告します。

(1)合併に向けての条例の見直しや一本化について
 現在、合併に向けて5町村の条例を一本化する作業が進められているが、報酬などに関しては横並び意識が強く、独自に改正することに自治体は消極的。合併の大きな目的である行財政改革を実効性あるものとするためには、条例の一本化は単に5町村の調整というだけでなく、本来あるべき姿に向けて思い切った見直しをする必要がある。議員報酬と審議会委員などの手当ての二重取りを許しているような条例など、見直すべきと考えるがどうか。
⇒町長「新市の議会で議論して方向付けをしていくことになるだろう。」

再質問:全国的には条例の見直しの流れのなかでは議員報酬の二重取りであるとの見解が多くなり、改善の方向にある。なぜ今すぐに改正できないのか。
⇒総務課長「新市の議会で議員の総意として挙がってくれば、重複支給を制限する条例の改正はできる。」

再々質問:報酬は住民の税金から条例に従って支払っている。これは町の仕事であり、二重の支出を許さないように、行政側から改正する義務があると思うがどうか。
⇒総務課長「議員が委員会に入る場合は、議員活動の一環ではないという考え方で、現在は手当を支給している。見解の相違である。」

(2)道路、橋、防護柵など道路施設の維持管理と点検について
 ユキトギ沢の橋について、県から指摘されるまで危険な状態に気付かなかったのは、町の管理不行き届きで責任は大きい。町の道路、橋、防護柵など道路施設の維持管理と点検はどのように行われているのか。現実的に職員の人手が足りないということで管理が行き届かないのであれば、危険箇所の早期発見に協力してもらうボランティア制度など検討してはどうか。
⇒町長「異常を発見するのが遅れたことは、行政に落ち度があったと認める。」
⇒農林課長「昨年の台風の後のパトロールで見過ごしたことが原因。応急工事は終了し、本復旧に向け検討中。」
⇒建設課長「県が始める“信州ロード観察隊員”などの制度を参考に住民からの情報提供の手段を考えている。」

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