安曇野地域合併協議会ウォッチング〜その19

いよいよ最終回

 前回協議会から1ヶ月の間に、平林穂高町長と村上豊科町長のお二人が安曇野市長選に立候補の表明。13日午後はいよいよ最終回・第18回の合併協議会となりました。今日も報道関係以外の傍聴者は4人だけ。個人的には、18回すべての会議を傍聴したという満足感がありましたが、そんな思いも消し飛んでしまうような関心の低さ、傍聴者の少なさでした。報告が4件。協議事項は2項目。※写真は、会議の冒頭で挨拶する平林会長。

報告1、官報告示について 8月12日の総務省告示第892号に市町村の廃置分合について、明科町、豊科町、穂高町、三郷村、堀金村を廃し、その区域をもって安曇野市を設置し、10月1日よりその効力を生ずるものとするとの告示があったと報告。

報告2、安曇野市誕生オープニングセレモニーについて 「安曇野市誕生を祝う」という共通目的から、前日からのカウントダウンイベントが行われているため、このセレモニーについては30分程度ですませ、続くステージや屋外での各種イベント、1000人コンサートなどの一環として位置付ける。本格的なセレモニーは、市長や市議会議員の選挙がすんで、顔ぶれが決まってから行う予定。

報告3、特別職の報酬等審議小委員会の結果報告について 8月19日と30日の2回開催し、次のようにまとまったと報告。合併協定事項に、特別職の報酬は同規模の自治体の額を基本に調整するとあり、それに沿って決められた。(主だったところは下記の通りです。)
・市 長 928,000円(月額)
・助 役 768,000円(月額)
・収入役 681,000円(月額)
・教育長 654,000円(月額)

・議 長 459,000円(月額)
・副議長 383,000円(月額)
・議 員 360,000円(月額)

※議員には、これとは別に政務調査費7,500円(月額)が支給されます。

 現在、議員報酬として245,000円(月額)と政務調査費5,000円(月額)をいただいていますが、私は市議になったとしても、この程度の報酬でよいので、政務調査費の方を月額10万円にしてもらいたい。そうすれば、年4回発行する個人の議会だより「種まき通信」を、全市に新聞折込で入れることができます。月額7,500円の政務調査費では、参考資料を2〜3冊買えば終わってしまいます。
 どの議員にも一律に高額な報酬を支払うのではなく、議員としての働きに応じて支給される政務調査費の限度額を増やすべきだと考えています。
 
報告4、安曇野市職務執行者の選任について 10月1日から新しい市長が選挙で決まるまでは、安曇野市職務執行者を置くことになりますが、堀金村の山口村長が職務執行者に選任されました。

 協議事項としては、安曇野地域合併協議会の廃止についてと、安曇野新市づくり協働塾活動報告についての2項目。いづれも特に問題なく確認されました。
 協働塾の報告については、最後のこの時期に来て「報告」だけで終わってしまうのは、何かとてももったいない気がしました。現職議員としては、議会や議員に向けての提言には、大いに共感するものがありましたから、新市の議会で実現していきたいのですが、一人では遠い道程という気がします。でも、あきらめてはいませんよ。

 話し合いの最後には、堀金村、明科町、穂高町の各委員から、「合併は自治体のリストラとも言える。とはいえ、すぐには職員を減らすことはできない。まずは意識改革を。」、「新市では総合的に事業計画を見直し、住民合意の上で進めるべし。」、「情報公開を進めることで市民参加が進む。志木市の行政改革、市民参加を見習え。」、「四国中央市の例もある。研究せよ。」など、意見が出されました。
 5人の首長さんがたも、それぞれに最後の挨拶を述べ、安曇野地域合併協議会の最後の幕が閉じることとなりました。