政治とカネ・政務調査費や政治資金の使途は

小林じゅん子後援会・政治資金収支の報告

 政務調査費は、市政に関する調査研究に資するための経費の一部として議員(会派)に交付されるものです。安曇野市議会でも、この4月から政務調査費が使えることになりました。月額7,500円、年額にして9万円。近隣の同規模の自治体を参考にということで、塩尻市をモデルにして決めた金額。お隣の松本市議会では年額25万円。
 これを多いと見るか、少ないと見るか。議員としての働きぶりの評価にかかってくると思いますが、いかがでしょうか。

 今日はこの政務調査費に関する不愉快な記事を信毎で目にしました。東京都品川区の自民党区議団が約2年間にわたり、スナックや居酒屋を会場にして調査研究や会議をしたことにして、政務調査費約770万円を支出したというのです。「品川区民オンブズマン」が住民訴訟を起こしたのですが、その判決では「スナックなどでの飲食費は、いずれも区政に関連する調査研究や会議に伴うものとして社会通念上相当と認められず、目的外支出に当たる」との判断を示し全額返還を認めたというもの。私も当然のことと思います。こんなことがまかり通っていたこと自体、議員として恥ずかしく思います。

 さて、政治とカネの問題については、政務調査費のほかに政治団体で使われるカネ=政治資金があります。政治団体というと政党のことと思われるようですが、議員や政治家を目指している人の後援会も政治団体なのです。ですから私の後援会「小林じゅん子と種まく人々・小林じゅん子後援会」も、小さながらもリッパな政治団体ということになります。したがって、年に一度の政治資金収支報告書の提出を義務付けられています。
 私の後援会の2005年度の政治資金収支報告書を3月30日に県の選管に提出しましたので、その内容をここに公開することにします。

2005年度小林じゅん子後援会・政治資金収支報告書
1、収支の総括
  収入総額  569,756円(繰越額 4,453円 本年の収入額 565,303円)
  支出総額  450,641円
  翌年への繰越額  119,115円

2、収入項目金額の内訳
 会費 0円(会費を徴収していないため)
 寄附 565,303円(個人からの寄附)
 私の後援会では、会費を徴収せず寄付金などにより活動しています。昨年6月には、秋の市議選を視野に、出来る限り寄付金を集めようということで、郵便振替口座を開設しました。その後は思いがけず多くの方からご寄附をいただき、余裕の資金で選挙を乗り切ることができました。このホームページでも改めて感謝申し上げたいと思います。
 「小林さんは人からカネもらって選挙するだかい、タイシタもんだね」なんて皮肉っぽく言われたりもしましたが、有権者の皆さんはどういう選挙を望まれるでしょうか?

3、支出項目別金額の内訳
 経常経費
  ・備品・消耗品 49,873円(ホワイトボード、印刷用紙、インク他)
  ・事務所費   32,992円(家賃、電話代の一部)
 政治活動費
  ・組織活動費  44,000円(リーフレット印刷)
  ・総会開催費  22,611円(総会会場費、保育士派遣費他)
  ・寄附 210,000円(小林じゅん子選挙事務所へ)