安曇野市では、穂高地域の生ゴミリサイクルのモデル事業や、三郷地域の木質バイオマス活用事業など、ゴミをゴミとせず資源として有効利用する、いわばエネルギーの地産地消、循環型社会をめざす取り組みを地域ごとに進めています。そこに新たに加わったのが、穂高広域施設組合(穂高クリーンセンター)が進める「バイオマスエネルギー地域システム化実験事業」です。
これは生ゴミを発酵させてメタンガスを発生させてエネルギーに変換するシステムで、実験事業として、NEDO(独立法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が事業費約10億円を負担するというものです。NEDOの公募に組合が手を上げ取り組んでいる事業ですが、充分に検討されないままに導入が決まってしまった感があります。したがって、施設が予定通りできたとして、そこに入れる生ゴミ、紙ゴミ、剪定枝は、どうやって集めるのか。また分別をどうするかなど、組合と関係自治体との連絡・連携ができているのか心配が先に立ったというのが正直なところです。
結局この実験事業に必要なゴミの分別・収集などの業務を安曇野市が受託することになったわけですが、実験施設の稼動に向けて、準備はどのように進めているのか。また、「バイオマスエネルギー地域システム化実験事業」について組合との今後の連携、展開をどう考えているのか。安曇野市の環境政策ともからめてお答えください。
※答弁を含めた詳しい報告は後日ということにして、以下にその質問内容を記します。