今定例会は昨日3日に開会し、9月の29日までの長丁場です。決算説明会が3日間あり、1日1委員会開催の原則から委員会日程も1週間に亘ります。その間に休会の日が幾日かありますが、その日は議員個々に議案を読み込み、調査し、考えをまとめ、質疑や討論、一般質問のための準備をしているわけです。わたしとしては、この休会の時間がとても大切で、こういったゆとりのある議会スケジュールは大歓迎です。
さて、本日4日は休会ということで、一般質問の項目をまとめ通告書を作りました。議会事務局へ届けたところで、質問順を決めるクジ引きがあります。午前中の出番になるような番号を引きたいのですが、なかなか思い通りにはならないもので、今回またも12番なんてのを引いてしまいました。9月25日(木曜日)午後の2番目か3番目、集中力が途切れそうな時間帯なのですが、なんとか「目の覚めるような質問」ができるよう、頑張ろうと思います。
今回は以下のように、2件取り上げます。
①ふるさと納税と指定寄付による住民参加
「ふるさと納税」制度が、2009年度分の個人住民税から適用される。
生まれ故郷だけでなく、応援したい地方公共団体へ住民税の一部を支払うことができるようになるものだが、厳密な「納税」ではなく、「寄付金税制」の一環と考えられるので、現在住んでいる自治体に対しても活用することができる。この新しい制度を利用して、税金の使い道を自ら指定できるのではないか。
そもそも、自治体への寄付には、使い道を指定できる「指定寄付」がある。今回の制度改正の特徴の一つは、寄付に伴う税の控除が納税者に優位になったことである。したがって「指定寄付」を介することで、自らの納税の一部について使途を決めることが、より容易にできるようになったということであり、指定寄付による住民の市政参加のすすめともなりうる。
そこで、以下にいくつか質問する。
1、「ふるさと納税」は、実は現在住んでいる自治体に対しても適用できる制度との理解でよいか。
2、その際、納税者が使途を「福祉のために」と総枠的に、あるいは「この事業のために」と具体的に指定することができるとの理解でよいか。
3、「ふるさと納税」について、自治体として納税者に寄付をしたいと思わせるアピールや体制が必要と考えるが、ふるさと納税関連の施策について、現状と今後の予定はどうか。
4、「指定寄付」はどのような手続きが必要か。
②三郷堆肥センターの大規模改修と経営改善について
三郷堆肥センターの攪拌機等の大規模改修について、市は「危険な状態で改修はいますぐ必要。直すのなら全部をやって、あとのメンテをしっかりするということで予算計上した。処理に余裕もあるので搬入農家を増やすことも考えたい。堆肥そのものは人気も高い。搬入される糞尿の水分が一部未調整なので、指導する。あり方検討委の指摘は、すべて会社として検討してもらっている」などと答弁したが、改修工事も経営改善計画の策定も遅々として進んでいない。
そこで、以下にいくつか質問する。
1、市の出資法人あり方検討専門委員会は、「際立って経営に問題があり極めて危機的」と指摘したが、「すべて会社として検討してもらっている」というのでは、市として無責任であり経営改善などおぼつかない。経営改善の第一歩は「現状を正しく認識する」ことにあるが、市としては具体的にどのように認識しているか。
2、攪拌機等の大規模改修の費用6800万円をすべて市の予算に計上したのは、市として望ましい経営改善の方向性が見えたからだと理解するが、市が望む経営改の方向性とは具体的にはどのようなものか。
3、第7期決算について、どのように受け止めているか。
4、開業当初からの改修費や修繕費は、公社負担分に旧三郷村負担分、安曇野市負担分も含めて総額いくらになるか。
3、三郷農業振興公社改善促進プロジェクトの進捗状況はどうか。
4、三郷農業振興公社による堆肥センターの経営改善計画策定の進捗状況はどうか。