1,962票に込められた市民のみなさんの期待に添うべく、頑張ってまいります。
さて、今回の選挙を振り返り、ざっとですが報告させていただきます。
まず、選挙公報でもお知らせしましたが、小林じゅん子の選挙カーにはスピーカーを搭載しませんでした。選挙運動に欠かせないと思われている候補者名やスローガンの連呼は、うるさいだけで何を言っているのか分からない、迷惑なだけと感じている人が多いので、4年前の選挙では思い切って止めました。そのかわり、こまめに車を停め、街頭演説で小林じゅん子の政策とメッセージを伝えることに力を注ぎました。
今回は小選挙区(合併直後の選挙に限る)がなくなり、知名度を上げるためにも全市を回らねばならないということで、スピーカーを載せない選挙カーで静かに走っていては「候補者=小林じゅん子」を認識してもらえないのではないかと、非常に迷いました。
しかし、
地縁血縁を頼った旧来型の選挙ではなく、
政策・実績本位で支持者をひろげ、
お金をかけない選挙運動で当選を目指す。
有権者の皆さんがきちんと判断し選択できるように、
候補者として日頃の情報発信に努め、
自分の主張を直接市民に届けることができるような選挙運動、
市民型選挙を目指す。
この方針は変わりませんでしたから、「やっぱり連呼はやめて、街頭演説でいこう」と決め、毎日50〜60回か所でミニ演説をしながら遊説をしました。街頭演説といっても、街頭にそうそう人がいるわけでもなく、田んぼの畦道や集落の周辺、団地のなかで辻立ちした時のほうが、話を聞いていただけたような気がしました。夕方からはスーパーや大型店の脇で街頭演説を続けましたが、じっと耳を傾けてくださる方もチラホラ見えて励まされました。
選挙戦中盤の4日目に選挙カーに同乗してくださったH町の町議さんから、「静かに走っているのに、小林じゅん子の看板を見て向こうから手を振ってくれる人が多い。反応いいよね」と言われ、確かにそうだと手ごたえを実感しながら残りの3日間を駆け抜けました。
話があと先になってしまいましたが、ここで「ポスター貼り」のことも書いておきたいと思います。
既存の組織や団体に頼らない草の根選挙・市民型選挙は、これが理想選挙とわかってはいても、いつも先が見えない不安がつきまとうもの。前回の選挙も本当にギリギリの人数で、なんとか7日間を乗り切りましたが、今回は特に告示日のポスター貼りが心配でした。前回の穂高選挙区130カ所から全市区470カ所に激増したからです。
ところが、なんと有り難いことに、20代、30代、40代の若い人を中心に30人近い人たちが集まってくださり、昼ごろにはすべて貼り終え、小林じゅん子の選挙運動に大きく弾みをつけていただきました。
若い世代の人たちが、ポスター貼りであれ、身近な選挙に関わったことで、今後の議会や議員の動向に無関心ではいられなくなるはずだと、勝手に期待している私です。「ポスター貼りを手伝ったけれど、あの小林じゅん子はちゃんと仕事をしているか?」とチェックを入れてもらえたなら、その次には、議会は何をしているか、市政はどうなっているかと気になるに違いないと思うからです。
「選挙がまちを変える」「1票が議会を変える」それが実感できる選挙運動ができたとすれば、こんな嬉しいことはありません。(つづく)
※公職選挙法の規定により、インターネットの書き込みも「当選御礼」の文書図画(とが)とみなされるようです。そんなわけで、皆様に「お礼の言葉」を書くことができません。どうか、法の趣旨をご理解のうえ、お許しください。