環境経済委員会視察報告~はじめに
~11月15日長崎市の担い手育成と農業振興~
安曇野市議会・環境経済委員会では、11月15日に視察研修で長崎市を訪問しましたので報告します。
長崎と聞いて思い浮かぶイメージは、南蛮貿易で栄えた出島を持つ港町、キリスト教(カトリック)殉教の地、坂の多い街並み、異国情緒あふれる景観、そして忘れてはならない被爆の地であること。今回の視察目的「担い手育成と農業振興」に関連して、長崎市の農業で思い付くのはミカンとビワだけだったというのが正直なところでした。
長崎県の県庁所在地であり、中核都市として県下最大の人口を持つ長崎市は、市域面積の13.1%である市街地に人口の約78%が住み、市街地の人口密度は、7900人/km2と過密。長崎市の主要産業としての農業はまったくイメージしていなかったので、「長崎市の農業政策」と聞いた時にはたいへん意外な感じがしましたが、長崎市の農業は、「農業と関連産業の活性化・豊かな食生活の実現」を基本理念としている(平成19年3月にまとめられた「ながさき夢いっぱい地産地消推進計画」より)ということから、安曇野市の農業政策とはまた違った切り口で、学び見えてくるものがあるのではないかと期待して長崎市に向かいました。
なんといっても、その新規就農率の高いこと、農業研修修了者の84%が就農しているという数字に注目して選んだ研修地でした。
詳しい報告は今しばらくお待ちください。