小林じゅん子は選挙カーを使いません

~安曇野市内を巡って街頭演説でメッセージをお伝えします~

 

NO!選挙カーマーク

 私の選挙用ポスターには「NO!選挙カー」のマークと「選挙カーは使いません」の文言が入っています。お気付きでしょうか。

 旧穂高町での最初の選挙は今から10年前。選挙カー無しなどまったく考えることなく、当然のように使いました。ただ、選挙カーから候補者の名前やキャッチフレーズを連呼するだけでは面白くないので、5日間で150回の街頭演説をしました。当時、街頭演説しながら政策を訴える候補者は少なく、注目されました。
 合併後の安曇野市議会議員選挙では、選挙カーは出しつつもスピーカーは載せませんでした。選挙運動に欠かせないと思われている連呼は、うるさくて迷惑と感じている人が多いこと、農村集落のなかをいくら連呼したところで、どれほどの効果があるのか疑問に思ったからです。
 そして、4年後の3回目の選挙は、旧町村の選挙区もなくなり安曇野全域が1選挙区になりました。これでますます選挙カーでの連呼のむなしさを感じることになります。街頭演説に適した場所が行く先々にそうあるわけでもなく、「どこかで誰かが聞いていてくれるのだろうか?」と気がかりなことばかりでした。安曇野市では騒音や渋滞の問題はそれほどではありませんが、選挙カーは本当に必要かと真剣に考えることになりました。

 いよいよ今年のこの選挙、考えに考えた末に思い切って選挙カーは使わないことにしました。このことを同僚議員に話したら「小林さんは年がら年中『選挙運動』やってるじゃないか」と言われ、(ご本人は皮肉のつもりだったかもしれませんが)逆に目からウロコでした。「そうだ、私は日ごろからホームページやブログ、紙媒体の「種まき通信」など、有権者に向けて情報発信してきたではないか。たった1週間の選挙カーにこだわることはない。安曇野という地域性に合ったやり方に変えよう」と、一層その意を強くしました。選挙カーのかわりに自分のクルマで街頭演説に適した場所に出掛けて行き、メガフォンで私のメッセージを伝える、これでいくことにしました。

 

選挙カーがないので、名前のタスキを初めて掛けることになりました。

 ところで、選挙カーを止めると税金の節約にもなるのです。選挙公営で、選挙カーの使用料やガソリン代、運転手の報酬など税金で負担しているからです。新人候補はともかくも、現職議員である私は選挙カーを止めて節税になるのも嬉しいことです。

 NO!選挙カー推進ネットワークは選挙カーを使わないことで、時代にあった選挙手法を提案し、公費負担分の税金を節約する超党派の議員・立候補予定者の会です。私もこの趣旨に賛同し、会員になっています。

 

 

 

 

◆「選挙カー」関連の参考記事
2003年5月12日
町の政治をもっと身近なものにしていきましょう!
4月27日 いよいよこれからが本番
http://junko.voicejapan.net/blog/2003/05/12/4043/

2005年10月25日
当選!応援ありがとうございました
安曇野市議会議員一般選挙・穂高選挙区から1,734票で当選   http://junko.voicejapan.net/blog/2005/10/25/3750/

2009年10月15日
安曇野市議会議員一般選挙、2期目の当選
定数28に32人立候補、上から11番目の1,962票で当選 http://junko.voicejapan.net/blog/2009/10/15/3524/