政活費返還金39,000円が総務費雑入に計上されたことについて質疑

安曇野市議会・議会中継のお知らせHP

~宮下議長は答弁を避け説明責任をはたさず~

 6月1日、安曇野市議会6月定例会が開会。平成26年度安曇野市一般会計補正予算(前年度の最後の補正予算です)の審議のなかで、政務活動費返還金39,000円が総務費雑入に歳入として計上されていることについて、質疑しました。

 これは、安曇野市議会の政務活動費の使途について住民監査請求があり、条例に違反して支出した39,936円を返還するよう勧告が出たことを受け、旧信政会が返還した金額です。
 この問題については、議会として真摯な対応がなされず、市民に対し説明責任を果たしてきませんでした。この補正予算で数字として表されたものについて、その金額がどんな問題から出てきたものか、議会としてしかるべき説明がなければならないと考えたからです。

 まず、総務部長が予算計上の手続き論を答弁。そこで、わたしは「手続きの問題ではなく、政務活動費については地方自治法第100条16項(議長はその使途の透明性の確保に努める)により最終責任は議長にありますので、議長に答弁を」と再質問。すると宮下議長は「議長は発言できない」というのです。
 そこで、再々質問「議長が答弁できないのなら、議会事務局長に答弁を命じていただきたい」。これに答えて議長、なにやら隣の局長と相談して「局長は(議事の補佐役として出席している)職員であって、(答弁のために出席している)説明員ではないので答弁できない」と、完全に逃げの姿勢でした。

 いつだったか、前議会事務局長が議長の指示によりちゃんと答弁していましたが、どうなっているんでしょう。議事進行を副議長に交代させ、議長が答弁するということも出来たはずですが・・・。 

 この問題については「政務活動費の適切な運用と収支報告の透明化を求める陳情書」が出ているので、議会としてどう説明責任を果たすのか、総務委員会での審査を見守りたいと思います。

●議会の録画配信が始まりました
 これまで試験的に本会議の映像をインターネットで同時配信してきましたが、今年度からは録画映像の配信も開始します。この6月定例議会から始まっていますが、録画配信の方は即日配信ということではなく、本会議の概ね1週間後(土・日・祝日を除く)から 5年間の配信となっています。
●今回のレポートで書いた「政活費返還金39,000円が総務費雑入に計上されたことについて質疑」は下記から見ることができます。実際の質疑の映像を見ると、文字情報では伝わらない臨場感、空気感が感じ取れると思います。
●安曇の市議会の議会中継の見方
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※小林じゅん子の質疑は1時間21分を過ぎたあたりからです。