安曇野市議会9月定例会・小林じゅん子の一般質問

~太陽光発電施設の事業認定は適切か、安全性の確認とれぬまま許可更新~

安曇野市議会ホームページ

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安曇野市議会9月定例会は早くも8月23日に開会。冒頭の市長挨拶では、ビッグニュースが二つもありました。

一つは新体育館建設計画がさらに拡大し、南部総合公園の中に建設するとされていたものが、「公園周辺に」なるということ。二つには、増田建設産業の防音壁・補強工事の安全性が確認できないまま、一般廃棄物処理業の許可更新がされたということ。ビッグニュースと言うよりは、バッドニュースというべきか。

というわけで、許可更新についてはさっそく一般質問で取り上げることにしました。

(1)太陽光発電施設において、農地転用や
     特定開発事業の認定は適切に行われているか
 太陽光発電施設の建設については、土地利用条例による特定開発事業の手続の対象となっていおり、条例制定から27年度末までの手続中のものを含めた件数は34件、敷地面積にして約171,000㎡の申請がされている。再生可能エネルギー固定価格買取制度の恩恵が大きかったことから、この時期に申請が集中したと思われる。
市は、土地利用条例の適正な運用により、景観・環境に配慮した対応に努めるとしているが、他の関係法令から見ても立地の適切性が問われるケースが出ており、看過できない状況となっている。

そこで、以下に質問する。

1、立地の適切性が問われる太陽光発電施設について、市は把握しているか。

2、不適切な立地であるにもかかわらず、なぜ特定開発事業の認定がされたのか。

3、農地転用や事業認定に関わる事務処理ミスの問題と今後の対応について。


(2)増田建設産業・防音壁の補強工事と

    一般廃棄物処理業の許可更新について
 増田建設産業(M産業)は、防音壁の補強工事について、県から指示された3カ所すべてにおいて行うとしていたところ、平成27年12月28日にM産業から「西側壁の安全性を高める為、壁の補強をした」とする一般廃棄物処理業変更届が提出された。
しかし、これについて補強工事の実施により安全性が高まったとする根拠が明確でないため、市はM産業に対し「安全性が高まったとする根拠の提出や、今後『西側擁壁&防音壁補強』以外の安全性を高める工事を実施する予定等について」これまで3回にわたり照会を行ったが、誠意ある回答は得られていない。
それにもかかわらず、先ごろ市はM産業の一般廃棄物処理業の許可更新を行った。

そこで以下に質問する。

1、M産業が行った壁(防音壁)の補強工事について、市がM産業に照会した経緯につ
いて。

2、補強工事についてM産業に照会するだけでなく、市として変更届の内容どおりに施
工されているかの確認はどうなっているのか。

3、安全性の確認ができていない現時点で一般廃棄物処理業の許可更新を行ったのはなぜか。

今回の安曇野市議会9月定例会は8月23日(火)から9月16日(金)までです。
◆詳しい日程や質問項目等については安曇野市議会ホームページをご覧ください。
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/

◆インターネットでもライブ中継をおこなっていますのでご覧ください。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/

◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)