安曇野市議会12月定例会・小林じゅん子の一般質問

~太陽光発電施設の認定疑惑は解明されるか、市長交際費は「市交際費」へ~

安曇野市議会ホームページ

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まだ11月ですが安曇野市議会12月定例会は24日に開会。昨日25日の正午は一般質問の通告の締め切り。私は11時52分、最後の受付ということで質問順も最後の17番になりました。一般質問第3日12月8日(木)の4番目の出番で、おそらく午後からになりそうです。

一つ目の質問「太陽光発電施設において農地転用や特定開発事業の認定は適切に行われているか」は、9月議会に引き続き質問します。9月議会では解明できなかった点について、新たに入手した情報や調査を基に質します。

二つ目の質問は市長交際費を廃止して「市交際費」へ転換したらどうかという提案。これが、おもしろいことに、信誠会の代表質問(発言者 宮下明博議員)の中に「市長のトップセールス、営業、交渉」や「市長の交際費(人脈作り)」という項目があって、私の主張と真っ向対立する内容ではないかと、今から興味津々といったところです。

(1)太陽光発電施設において、農地転用や
     特定開発事業の認定は適切に行われているか

穂高・立足地区の太陽光発電施設は住宅団地を控えた田園風景の中に建設されたが、なぜ農地法にふれることなく許可され、また特定開発事業の認定がされたのか、疑問は解明されていない。
市の見解では「当該農地は21年7月にスポーツ施設として農地転用の許可を受け、その後フットサル場として利用されたので転用事業が完了した。その跡地に太陽光発電施設が設置されたので問題ない」とされたが、しかし、フットサル場建設の申請書に記載されている人工芝や高さ6mのネット等の施設・設備は工事完了届けの写真には写っておらず、造成工事は行われたもののフットサル場は完成していなかった。
にもかかわらず、農業委員会では完了届けの写真により許可権者の県と協議し、用途として主たる目的が達成されていると判断し事業完了としたと言い、建築住宅課では完了検査を怠ったため、今となっては完了・未完了の判断ができない状況であると説明している。

そこで、以下に質問する。
1、農地転用における転用事業完了の判断基準について

2、市の土地利用条例(旧穂高町まちづくり条例)に基づく開発事業の完了検査の
実施について

3、農地転用や事業認定に関わる不自然な経過を、職員の事務処理ミスとして処理
することについて

(2)市長交際費を安曇野市の交際費「市交際費」へ
市ホームページによれば「市長交際費は、地方自治法に規定された歳出予算区分の一つで、市長等が市を代表し、外部の個人または団体との交際のために支出する費用で、『慶祝』『会費」『弔慰金』『見舞金』などがあり、地方自治体の円滑な行政運営を図ることを目的に対外的に要する経費」であり、「公正性と透明性を図り、市民から信頼される『開かれた市政』を推進していくため、市長交際費を公表する」としている。

しかし、公表しているから公正・適切に支出されているとは言い切れず、じっさいに平成27年度予算では、市長交際費が流用により増額された経過がある。法律、行政実例、判例等から市長交際費の支出基準は適正であるのか研究・検討する必要がある。
市としての交際の透明性の確保と公費支出の公平性を高めるために、市長交際費を市交際費へ転換することを提案する。

そこで以下に質問する。
1、次の具体的な事例の内容について、どのように解釈して支出しているか。
①広域連合や一部事務組合などの懇親会への支出
②職員が自費で出席している懇親会への支出
③市長の政治活動と思われる支出
④利害関係が生じる業界関係等の総会への支出
⑤県議時代からの個人的な付き合いとみられる支出
⑥市長の個人的ゆかりと思われる団体等の行事への支出

2、市長交際費の適正な支出基準について、どのような研究・検討がなされたか。

3、市長交際費を廃止し、安曇野市の交際費「市交際費」とする考えはないか。

今回の安曇野市議会12月定例会は11月23日(木)から12月19日(月)までです。
◆詳しい日程や質問項目等については安曇野市議会ホームページをご覧ください。
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/

◆インターネットでもライブ中継をおこなっていますのでご覧ください。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/

◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)