安曇野市議会12月定例会・小林じゅん子の一般質問

~穂高クリーンセンターのごみ焼却施設更新について、焼却灰の最終処分場の建設について~

穂高クリーンセンターのホームページより

安曇野市議会12月定例会は、11月22日から開会しています。議会の定数を22人に減らして迎えた先ごろの選挙、立候補26人の激戦を経て議員となって初めての定例議会です。22人のうち、会派代表質問に4人、一般質問に16人が登場します。議長は通常一般質問をしませんから、今回、一般質問をやらない議員はただ一人ということで、そこはちょっと残念な気がします。

今回、もう一つ残念に感じたのは、おざなりな質問通告書が多かったこと。質問項目だけをポンポンと並べただけで、問題や課題の背景が見えない。したがって、何を聞きたいのかよくわからない。これでは、行政側も何を答えていいのかわからないのではないか、そんな通告書が目に付きました。私は、傍聴の方々や市民のみなさんにも「どういう課題があって、何をききたいのか」わかりやすく通告書を書くようにしています。

さて、会派代表質問は12月5日(火)、一般質問は、12月6日(水)、7日(木)、8日(金)の3日間です。私の出番は8日(金)の5番目、午後2時ごろから(あくまでも目安です)になりそうです。以下の2項目を取り上げます。

(1)穂高クリーンセンターの
   ごみ焼却施設建て替え計画について

ごみ焼却施設の穂高クリーンセンターは、平成6年に稼働開始してから22年が経ち、施設や装置の老朽化が進行してきており、穂高広域施設組合では施設の建て替えを計画している。

この秋9月から10月にかけて、新しいごみ処理施設整備・運営事業に係る環境影響評価準備書の公告・縦覧、住民説明会も開催され、施設整備・運営事業の計画の全容が明らかになった。

建設用地は、現在の施設の南側隣接地で、穂高広域施設組合が地元地区の理解により取得した場所である。先ごろ整備・運営事業者が決定し、平成30年4月に実施設計に着手し、平成33年3月の稼働を目指している。

そこで以下に質問する。

1、穂高広域施設組合の新ごみ処理施設整備・運営事業の概要について

2、新ごみ処理施設整備・運営事業にあたり、穂高広域施設組合としての環境保全の目標について

3、ごみの減量化や排出抑制に向けた市民意識の喚起にも役立つ、排ガス連続モニタリングシステムの導入について

(2)穂高クリーンセンター(穂高広域施設組合)の
     一般廃棄物(焼却灰)最終処分場の建設について

安曇野市政の懸案事項となっている「穂高広域施設組合の一般廃棄物最終処分場の建設」(穂高クリーンセンターで焼却した一般廃棄物の焼却灰を処分するための施設)については、合併前から紆余曲折を経てなお現在も実現に至っていない。

自区内処理(自分たちの出したごみはすべて自分たちの区域内で完結すること)が基本であるが、それができない現状では廃棄物処理業者に頼るしかなく、県内に一箇所、秋田県に一箇所、2業者に受け入れてもらっている。契約は毎年更新のため突然の契約解除もないとは言えず、自然災害などの不測事態により受け入れがストップする可能性もある。秋田までの遠距離運搬によるコストの問題、運搬の安全確保、二酸化炭素排出抑制等の観点からも、一刻も早い一般廃棄物最終処分場の整備が望まれる。

そこで、以下に質問する。

1、穂高広域施設組合の一般廃棄物最終処分場の建設が滞っている経緯について

2、穂高広域施設組合の一般廃棄物最終処分場の建設に向けて、住民の理解と信頼を得るために必要な取り組みについて

3、平成29年9月定例会での市長あいさつで「穂高広域施設組合構成市町村の区域内での建設の可能性を模索していきたいと」と発言しているが、その「可能性の模索」の見通しについて

◆平成29年12月定例会 代表質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/40952.html

◆平成29年12月定例会 一般質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/40912.html

◆インターネットでもライブ中継をおこなっています。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/

◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)