R6年度政策提言テーマは「移住定住の施策」(その2)
~視察報告 ふるさと回帰支援センターと銀座NAGANO~
総務環境委員会では、R6年度政策提言テーマを「移住定住の施策」とし、担当課と研究を重ねているところですが、7月23日(火)~24日(水)には東京、神奈川方面の3カ所を視察しました。
第1日目 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
1、視察日程 令和6年7月23日(火)午後1時30分~午後3時
2、視察目的 業務内容や全国の先進地の事例などについて
3、視察内容 ①ふるさと回帰支援センターの概要
②ふるさと回帰支援センターの活動~移住者向けの情報発信や自治体向けの移住支援のノウハウの提供等について
4、所 感
理事長の高橋様、ご挨拶だけかと思いきや自ら説明までして下さり、ふるさと回帰支援センターの事業に並々ならぬ熱意を注がれていること、職員の皆さんもこの取り組みの重要性を受け止め、活きいきと仕事をされていることが伝わってきました。
多くの気付きやヒントをいただいたが、以下の2点に注目し提案する。
・移住サポートや支援制度については、「カネのばらまきは効果がない」と言い切っていたこと。カネの切れ目が縁の切れ目で、特に子育て支援が充実しているとのふれこみで移住家族に一時金を出したり、住居費の補助をしたりしても、子どもは成長して他所へ出ていってしまうし、家族も定住には至らないという話は、最近よく耳にする。
・子育て世帯を対象とした移住セミナーで集客が多かった内容としては、これまでの経済性優先の便利で快適な暮らしを志向していた人たちも、コロナ禍を経験して価値観や人生観に変化が出てきて、自然環境のいいところで「足るを知る暮らし」というかスローライフで生きたい、子育てをしたいと考える人が増えているので、農ある暮らし、自然の中で子育て、リモートワークと田舎暮らし、本格的な就農、林業の仕事を紹介するような内容が注目されているとのこと。
◎従来のおためし住宅のほかに、家賃の一部を補助して最大1年間住める物件を用意し、そこで就職や起業の活動や自分らしい生活設計を描いてもらうとか、徹底して「安曇野が大すき」、「安曇野で○○○をやりたい」、「安曇野だからこそここで暮らしたい」等々の意欲や思いに寄り添った移住定住促進支援を用意する。その中には、そうすれば、目先の問題解決に終わることなく、将来の安曇野市のまちづくりにもつながっていくのではないだろうか。
第1日目 銀座NAGANO
1、視察日程 令和6年7月23日(火)午後3時25分~午後4時5分
2、視察目的 銀座NAGANOの取り組みについて
3、視察内容
①銀座長野の業務内容について
②移住定住の相談業務において、相談内容の傾向や長野県内への移住を希望する相談者の方々の要望や関心事がなんであるか等々の情報収集・情報共有
4、所 感
・今回は移住定住の相談業務に重点を置き、相談内容の傾向や長野県内への移住を希望する相談者の方々の要望や関心事がなんであるか等々の情報収集に努めようと銀座NAGANOを視察先に選んだが、我々視察団が予定の時刻に間に合わなかったこともあり、充分な時間をかけて勉強する時間がとれず残念であった。
加えて、移住定住の相談業務については個人情報を扱うということもあり、そこがネックになってプレゼンの内容や関連資料ももらえなかったので、政策提言につながるような具体的な移住定住支援の事例や企画内容などをイメージできるには至らなかった。