安曇野市議会12月定例会・一般質問(その一)

給食センターのオール電化、実施設計の段階で再検討

◆三郷給食センターのオール電化について
 昨年11月、豊科町・明科町・三郷村学校給食検討委員会から提出された答申には「5,000食2エリアの給食センターについては可能であるものの、2,500食規模給食センターを2ヵ所に建設することが、より望ましい」とあり、それを具体化するため今年5月には、豊科町・明科町・三郷村学校給食センター建設委員会が立ち上げられ、給食センター建設に向けて課題となる事項について調査・研究がなされました。
 この建設委員会から、合併前の8月25日に提出された報告書にオール電化の提案があり、9月には設計のプロポーザルが実施され、オール電化を取り入れたプランが採用となりました。この設計費用は、現在審議中の安曇野市の予算に計上されていますので、ご存知のとおりです。

 さて、このオール電化の給食センターですが、先進の取り組みとして注目されていますが、はたして本当に期待されるようないいものでしょうか。
 学校給食衛生管理のHACCP基準の達成や、快適な労働環境の調理室を維持できるといったオール電化のメリットは理解できますが、コストや環境への負荷、安全性などの観点から、従来型との比較検討が充分なされての結果なのか疑問が残ります。現給食センターの老朽化が進むなか、一刻も早い着工を望むあまり、安曇野市としての全市的な検討をおろそかにしたまま、また合併を挟んで引継ぎが不十分なまま、オール電化の構想が進んでしまった感があります。
 オール電化の給食センターは、まだ技術的に確立しているとは言いがたい段階であり、調理器具から発生する電磁波の危険性の問題も考えると、多少のメリットがあったとしても、あえて公共の給食センターに導入する必要はないと考えます。

 そこで、お尋ねします。
 オール電化では電磁調理器を使用することにより、調理場から裸火をなくし、安全で衛生的であり熱効率も良いなどの長所があるといわれていますが、その一方でオール電化の設備費用は従来型よりも高く、維持費は2倍近くかかるというデータもあります。現在、石油が高騰しており、2倍近くということはないにしろ、電力会社が言うほど安くはないのが実情です。こういったメリットとデメリットについて、どのような比較検討がなされたでしょうか。

 また、調理中に厨房内に発生する電磁波は、相当量が予測されますが、調理者の健康への影響をどのように考えているでしょうか。電磁波の危険性が取りざたされている現在、あえて電磁波を発生する調理器具を公共の給食センターに導入する必要はないと考えますが、いかがでしょうか。

※「オール電化については実施設計の段階で再検討する。見直す必要がある。」という答弁があり、具体的には新たに検討委員会を開き安曇野市全域から意見を聞く、ということになりました。