2010年安曇野市議会3月定例会始まる

小林じゅん子の一般質問は3月23日午後です

 3月1日から安曇野市議会3月定例会が始まりました。1日は議案説明が行われ、2日〜4日までの3日間は全協で新年度予算の説明会がありました。この3日間は、行政側から文字通りの「予算の説明」を受けて、議会側が資料提供を求めたり、疑問点やわからないことを質問することが出来ます。
 本会議で行う「一般質問」や「質疑」では、知らないことやわからないことを単純に聞くだけということはありえませんが、予算説明会では知らないことをどんどん聞けるので助かります。3日間も時間をとったその割には、質問する議員が少なくて、もったいないなあと感じました。

 今日5日午前9時が本会議質疑と一般質問の通告の締め切りだったので、大急ぎで堀金の議会事務局まで行ってきました。質疑8件と一般質問3件を通告しました。8件もの質疑をするのは初めてなので、準備がいつもより大変かなと思いますが頑張ります。
 以下に一般質問の内容をお知らせしておきます。(小林の出番は3月23日午後)

1、安曇野菜園の経営改善と市の支援について
 「安曇野菜園」は2月16日になってやっと、第7期第1四半期(9月〜11月)の実績報告を行ったが、「計画目標3億9,000万円の売上げは、なんとしても達成する覚悟だが、農業だから『できる』とか『確実に』とかは言えない」と、あやふやな説明で説得力に欠けるものだった。
 村上社長(副市長)は「キャッシュフロー(資金繰り)は厳しい。ルビーの棟で1億円以上の売り上げがないと、期末には資金ショートもあり得る。金融機関に債務保証(損失補償)して借り入れも…」などと、市の支援を期待する発言があった。

・経営改善の見通しが立たないなかで、新年度から始まる施設使用料2,500万円の支払いは可能か。
・新年度予算には、「安曇野ブランドトマト開発支援事業」として、国のふるさと雇用再生特別交付金を活用して1,400万円余が計上されているが、そのねらいはどこにあるのか。

2、三郷堆肥センターと三郷農業振興公社のあり方について
 三郷堆肥センター(三郷農業振興公社が指定管理者として管理運営)の建設に、旧三郷村は8億円を投じ、その後も補助金や指定管理委託料として毎年1,000万円を市が負担している。施設修繕費などを含めると、公費負担はさらに増える。市内の畜産農家51戸に対し利用畜産農家はわずか5戸。経営面、技術面、いずれを見ても力不足であることは、これまでの実績から明らかである。公共性・公益性の面から堆肥センターと三郷農業振興公社のあり方、存在意義を問われるものであり、これ以上の問題の先送りは許されない。

・3月末で期末を迎える第9期の決算の見通しはどうか。
・経営改善に向けてのこの1年間の取り組みについて、その成果はあったか。
・新年度予算には、「耕畜連携促進緊急対策事業」として、国のふるさと雇用再生特別交付金を活用して1,060万円余が計上されているが、そのねらいはどこにあるのか。
・公共性・公益性の面から堆肥センターと三郷農業振興公社のあり方、存在意義をどう考えているか。

3、生活保護増加に見合うケースワーカーの増配について
 安曇野市でも派遣切りやリストラにより生活保護者が増加しているため、ケースワーカーが業務加重となり、被保護者への十分な支援が出来ない状況にある。生活保護が受けられるようになれば、それで一件落着と思われがちであるが、その先の生活の立て直しや自立に向けた様々な支援が重要であり、その対応は一通りではない。ケースワーカーの増配はもとより、職員育成の観点からも配慮が必要ではないか。

・前年度と比較して生活保護の増加の実態と、今後の増加の見通しは。
・増加する被保護者に対して、自立に向けての十分なケアが出来ているか。
・ケースワーカー配置の国の基準を超えている現状をどう認識しているか。
・仕事に精通した職員育成のためにも、ケースワーカーの増配が必要ではないか。