安曇野市6月定例議会小林じゅん子の一般質問

村田コレクション問題を真の和解へ導くために宮澤市長の政治的判断を望む

 こちら、議員としての活動報告のページですが、この一ヶ月まったく更新ができませんでした。ブログの方は個人的なことも含めて備忘録的に書き続けていますが、議会や議員活動については、単なる感想ではなく、事実に基づいてまとまった内容を書こうとすると、かなりの時間を費やさねばならず手が付かなかったというのが正直なところです。
 遅ればせですが、6月定例議会での小林じゅん子の一般質問をまとめましたので、ご覧ください。

 なお、今回質問した村田コレクションの問題に関しては、現在も調査を進めていますので、少しづつ事実の解明ができたところから、このホームページで報告していこうと思っています。

1、市が出資する豊科文化財団の基本財産である
  村田コレクションについて

【質問】安曇野市の文化振興計画における豊科文化財団と村田コレクションの位置づけは。
【市長】財団が基本財産とする生活工芸品については、文化振興計画の中では特に触れていない。財団が自主的に文化事業を企画運営する中で検討すべき課題と考えている。
【小林】そもそもこの豊科文化財団は村田コレクションを基本財産として成立したもの。このコレクションの位置づけがあいまいなまま20年余が過ぎてしまったことは非常に残念。市長は村田コレクションをどう評価しているか。今秋開催の「庶民の家具展」を機に、安曇野市の文化振興行政のなかに村田コレクションをきちんと位置づけるべきではないか。
【市長】村田コレクションの評価は人それぞれ。私はこの価値を理解できていないので、評価や判断はできない。
【小林】村田コレクションに係る訴訟は和解したことになって今日に至っているが、和解条項は履行されていないのではないか。
【市長】村田コレクションは、和解条項に基づいて平成8年3月22日豊科町議会の議決を経て財団に寄附されている。何ら和解条項に抵触をしている事項はない。
【小林】実際に議決された目録は単なる一覧表で、豊科町が200万円かけて作成した正式なものではない。和解条項の1条、3条は不履行ということにならないか。
【市長】和解調停に基づき決着していると認識している。
【小林】〔要望〕平成2年の住民監査請求について、この5月に情報公開されたので、当時の監査委員であった宮沢市長には真の和解へ導くために正しい判断を望む。

2、市の廃棄物対策課が行っている環境調査と
  情報公開の問題点について

【質問】市の廃棄物対策課が行っている環境調査と情報公開の問題点は。
【市長】情報公開やその事務手続について職員が熟知していなかったためのミス。市民に行政に対する不信感を抱かせ申し訳ない。再びこのような事がないよう内部の研修を積んでいく。
【小林】情報公開の事務について職員が知らなかったという以前に、市民と業者の間にあって環境調査を行なう立場である職員の意識に問題はなかったか。
【市民環境部長】市の責任で行なった調査票に『あくまでも参考値』と注釈をつけたことは間違いだった。現在この注釈付きの調査票を正式なものとして使用しているが、近々に注釈を削除し適切な調査票の様式に戻す。
【小林】市民生活を守るために必要な環境調査と事後対応はどうするのか。
【市民環境部長】業者が騒音を低減させる対策をしていると聞いたので様子をみたい。