穂高老人保健センター廃止に係わる予算の修正案に対する賛成討論

2017年4月23日 01時58分 | カテゴリー: 議会報告

~廃止にともなう温泉施設解体工事費27,616千円の予算を削除~

中房渓谷の温泉を引湯した温泉施設「穂高老人保健センター」

議案第22号 平成29年度安曇野市一般会計予算に対する修正案、民生費の穂高老人保健センター解体工事に伴う修正案について、賛成の討論をいたします。

廃止自体は、公共施設の統廃合のなかで決まったことである、ということでやむを得ないとう気持ちの一方で、しゃくなげの湯に福祉の温泉としての機能が移転されたとは言いがたいこの状況、その検証はこれからではないかと思います。半年や1年で簡単に検証できることではないと思います。ことしの9月いつぱいの営業で、その後すくに解体工事に入るという、そんなに急く必要もないですし、そういったことでは検証、分析も十分にできず、その後の対応が不十分になるおそれがあります。

そもそも中房渓谷の温泉を引湯して里で利用したい、こういうことで穂高町でこの引湯事業が始まったとき、しやくなげ荘とこちらの老人保健センターが最初の施設として長くこれまで愛されてきました。泉質もよく古い施設ではあつても、温泉銭湯のように週に2度、 3度と気軽に利用され、大変喜ばれてきた施設です。

検証といえば、この中で一番重要なのは老人福祉の観点だけでなく、健康増進という観点からこの温泉の利活用が健康増進、健康維持にどれだけ役立ってきたか、というようなことまでの検証がなされるべきだと思います。安曇野市ではそういった調査はされておりませんが、ちょっと古いデータですけれども、国民健康保険中央会の全国調査では、温泉活用が進んでいる自治体では医療費が減少している、というデータがはっきりと出ております。こういったことからも、福祉の湯としての活用をまだまだ検討する余地があると思います。

また、市が福祉の湯として継続維持し続けるのが困難であるというならば、民間事業者への無償譲渡とか、あるいは地域住民の方々などがそこに積極的にかかわって管理運営をしていくとか、あるいは、私としてはその本家本元の穂高温泉供給株式会社の方面のお力もかりて、さまざまな視点からこの施設の存続を考えるという、そういつた検討も必要かと思いますので、本年度中の解体費用の計上、執行には反対ということで修正案に賛成をいたします。