安曇野市議会3月定例会・小林じゅん子の一般質問
~安曇野市福祉医療制度の拡充、「会計年度任用職員」制度の導入に向けて~
まだ2月ですが、20日から安曇野市議会3月定例会が始まっています。いわゆる「3月議会は予算議会」ということで、新年度予算の審議がメインになります。
そういえば、今朝のNHK朝のニュース、春の統一地方選に向けて特集が組まれていて、「NOと言えない議会 その代償は」と題して、富山県第2の都市・高岡市の財政難を報じていました。北陸新幹線の開業に合わせた投資がかさんだ影響で、昨年度の当初予算編成で約40億円もの財源不足となったという。基金も底をつき、市民会館は閉鎖、コミュニティーバスは廃止、市民生活に大きな影響が出ているとのこと。「投資が行き過ぎ、維持費の見通しが甘かった。本来は議会が『ノー』と言うべきだった」との議会への批判はもっともな話。議会のチェック機能が問われるわけです。NOと言える市議会に近づけるよう、頑張っていきたいと思います。
一般質問の日程が決まりましたら、改めてここでお知らせします。
わたしは以下の2項目について質問します。
(3月6日(水)午後1時ごろからになりそうです。)
(1)安曇野市福祉医療制度の拡充について
福祉医療制度は、社会的、経済的に弱い立場にある人々の負担を軽減し、健康の保持と生活の安定などの福祉の増進を図ることを目的として設けられている。安曇野市では、福祉医療費給付事業として行われている。
しかし、給付対象者の範囲は市町村ごとに異なっており、安曇野市では残念ながら他市町村と比較して、その給付の対象範囲が狭い部分があり負担軽減に格差が生じている。
平成24年には、安曇野市福祉医療制度の見直しを求める請願(審査魅了)、平成30年には精神障がい者の福祉医療給付費制度の対象範囲の見直しについての陳情(採択)が提出されており、市の福祉医療制度の拡充が求められている。
そこで、以下に質問する。
1、安曇野市の福祉医療制度の理念、目的とその概要について。
2、安曇野市の福祉医療費給付事業において給付の対象範囲が狭い部分があるが、どのように認識しているか。
3、安曇野市の福祉医療制度の拡充のため、給付の対象範囲を見直すべきではないか。
(2)「会計年度任用職員」制度の導入に向けて
2017年、地方公務員法と地方自治法が改正(改定)され、2020年4月から自治体の非正規職員に「会計年度任用職員」が導入されることになった。
この改正法の趣旨は、「地方公務員の臨時・非常勤職員については、総数が平成28年4月現在で約64万人と増加しており、また、教育、子育て等様々な分野で活用されていることから、現状において地方行政の重要な担い手となっていること。このような中、臨時・非常勤職員の適正な任用・勤務条件を確保することが求められており、今般の改正を行うものである」とされており、その内容としては、「一般職の会計年度任用職員制度を創設し、任用、服務規律等の整備を図るとともに、特別職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行い、会計年度任用職員制度への必要な移行を図るものであること。併せて、会計年度任用職員については、期末手当の支給を可能とするものである」となっている。
そこで、以下に質問する。
1、今回の「会計年度任用職員」制度について、どう受け止めているか。
2、「会計年度任用職員」移行に向けて、臨時・非常勤職員の任用の実態把握や任用・勤務条件の再設定など、必要な準備はすすんでいるか。
3、非正規職員の処遇が改善し、格差の是正につながるような安曇野市独自の対応を考えているか。
◆平成31年3月定例会 会期日程
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/50620.html
◆平成31年3月定例会 一般質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/50710.html
◆インターネットでもライブ中継をおこなっています。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/
◆傍聴者のための無料の託児サービスがあります。
1週間前の予約が必要ですが、直前のキャンセルにも対応できますので、お気軽にご利用ください。(安曇野市議会義務局 電話:0263-71-2156へお申し込みください。)