議会選出の監査委員に立候補しました
~1票差で落選 なぜか白票が8票~
市議会議員任期4年の折り返し点となる10月25日の臨時議会では、正副議長選挙に始まる一連の議会人事が行われる予定です。本日の議会全員協議会では、内定した常任委員会等の名簿が公表され、監査委員と都市計画審議会委員を市長に推薦・内定するための選挙が行われました。
今回、私は監査委員に立候補(じつに3度目)しましたが、現監査委員の坂内議員も立候補されたので選挙となったのです。まず、一人3分以内で立候補に当たっての所信表明を行い、その後、無記名投票による選挙となりました。
開票結果は、意外なものでした。少なくとも私にとっては。
坂内不二男議員 7票 当選
小林じゅん子 6票
無効票(白票) 8票
坂内議員は政和会(7人)の7票と思われ、私への6票は無所属(3人)と共産党(3人)からいただいたものと推測されます。ここまでは予測の範囲でしたが、白票が8票あったのは私にはまったく予想外のことでした。この8票が、自民安曇野(5)と公明党(3)の8票に由来するものと思われるので、なおさら驚いたというのが正直なところです。
そして、驚いたあとで思ったことは、「これは議長選、副議長選に向けての投票誘導なのかな?」等々、選挙の駆け引きかということ。とにもかくにも議会人事の選挙というものは、権謀術数の渦巻く世界です。
以下は、小林じゅん子が議会選出の監査委員に立候補するに当たり行った所信表明です。
昨年の4月から、自治体の監査委員のうち議会選出の委員の廃止が選択できるようになったことは、みなさんご存知と思います。
このような法改正が行われた要因は、議会選出の監査委員が、その所属する会派の影響を受けかねず、独立性に疑問が生じる懸念があること。また、議会の監査委員は「名誉職」扱いだとか、「1年、2年で交代し、専門性に乏しい」といった批判があるためです。要するに、議会選出の監査委員が、監視機能を充分に果たせていなかったことに起因しているということです。
そのような議会選出の監査委員の課題から見ると、少数会派や無所属であり、かつ野党的立場の議員が議会選出の監査委員になることは、議会の監視機能を高めるためには、大きなメリットとなると考えます。
地方自治における二元代表制をしっかりと機能させるためには、安曇野市議会においてこれまでずっと議会の最大会派であり市長与党的会派から監査委員を出してきた、このやり方を考え直すべき時が来ていると思います。この際、無所属議員である小林じゅん子をぜひ議会選出の監査委員に推していただきますよう、ご支援よろしくお願いいたします。