安曇野市議会9月定例会 小林じゅん子の一般質問
~安曇野市における内部統制、精神障がい者等の福祉医療給付、障害年金に上乗せされる「子ども向け加算」の新制度~
9月議会、明日1日より始まります。9月議会は「決算議会」とも呼ばれるように、前年度の決算審議が中心。大量の決算資料に目を通しながら、必要があれば情報公開請求により公文書を出させるなどして、問題の在り処を見極めようと決算書と向き合う日々です。
一般質問は9月11日(金)、9月14日(月)、9月15日(火)の三日間。小林じゅん子は9月15日の6番目・最後の質問者となりましたので、午後3時以降の出番になりそうです。ネット中継もありますので、気軽に傍聴してみてください。
◆令和2年9月定例会 会期日程
※傍聴については、コロナ対応ということで様々制約がありますので、ご確認ください。
https://www.city.azumino.nagano.jp/site/gikai/64258.html
◆インターネットでもライブ中継をおこなっています。
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/rd/council_1.htmlreferrer=https%3A%2F%2Fwww.city.azumino.nagano.jp%2Fsite%2Fgikai%2F
以下、小林じゅん子の通告書の内容です。
1、安曇野市における内部統制をめぐる状況等について
3月議会に引き続き、地方公共団体の内部統制について質問する。
地方公共団体における事務が適切に実施され、住民の福祉の増進を図ることを基本とする組織目的が達成されるよう、事務を執行する主体である首長自らが、行政サービスの提供等の事務上のリスクを評価及びコントロールし、事務の適正な執行を確保する体制。(総務省の見解)
今回は、6月に行った文書質問に対する市長回答から見えてきた内部統制の問題点を中心に、不適正な事務処理の改善や、法令等の遵守の徹底等、安曇野市役所の内部統制のあり方について質問する。
(1)セクハラ事案とその防止に関する内部統制について
(2)職員のハラスメント防止等に関する要綱について
(3)職員の懲戒処分のあり方について
(4)SL機関車移設訴訟(公金支出金返還請求事件)判決と内部統制について
(5)職員の守秘義務について
2、精神障がい者等の福祉医療給付費制度の対象範囲の見直しについて
安曇野市の精神障がい者福祉医療給付制度では、精神障がいの通院・入院・リハビリ等については、支給の対象範囲が他市町村に比べて狭いので、近隣の他市町村並みに広げてほしいとの趣旨の陳情書が提出され、これを市議会は採択(平成30年12月議会)したが、その後どのような検討がなされているか。
(1)陳情書から明らかになった安曇野市の精神障がい者福祉医療給付制度の課題は。
(2)陳情書の採択を受けて、どのような検討がなされてきたか。また、今後の見通しについてはどうか。
(3)精神障がいに限らず障がい者福祉全般にわたって、安曇野市の福祉医療給付制度の水準はどうか。不十分な点についてはどのような検討がなされてきたか。また、今後の見通しについてはどうか。
3、障害年金に上乗せされる「子ども向け加算」の新制度について
国は従来、公的給付の「二重払い」として障害基礎年金と児童扶養手当の併給を認めていなかった。14年の改正以降、ひとり親が公的年金を受給しても児童扶養手当よりも年金額が低い時だけ、差額を支給しているが、障害基礎年金はもともと同手当を超える額となるため、事実上、手当の支給の対象外となってきた。
ところが、両親がいる場合だと、障害を持つ人の配偶者が申請すれば「二重払い」には該当せず、一部手当を受け取ることができるため、ひとり親への不支給は不公平ということで制度の見直しがされた。(令和3年3月分から支給)
(1)ひとり親が受給する障害基礎年金に上乗せされている「子ども向け加算」について、児童扶養手当との差額分は支給されることになったが、安曇野市ではこの対象となるひとり親世帯の実態は把握されているか。
(2)「児童扶養手当」と「公的年金等」の両方を受給するには手続きが必要だが、どのように周知していくか。