関さんは言っています。「今度の衆院選で市町村合併が全然選挙の争点になっていないのは、どういうことでしょうか。東京人には関係ないから東京中心主義のマスコミに無視されたということなのでしょうか。合併がプラスになる自治体もあるでしょう。しかし余り名前を聞いたことのない某大学教授の論文が金科玉条のごとく振りかざされ、ナショナルな討論もないままに上から強行されていること、また合併に応じない自治体に対しては地方交付金を打ち切るという脅しが中央官庁からかけられていることなど、民主主義の在り方として問題にされなくていいのでしょうか。」「市町村合併は、長期的には自衛隊のイラク派遣や不況などより大きく日本人の生活を変えるであろう事柄です。これだけの変化が、誰が責任をとるのかも不明なままに、上から晴天の霹靂のように強行される国を民主主義国と言えるでしょうか。」
私の直感では、現在進められている合併は、地方分権地方自治、行政改革等の名目のもと強制的に進められているとしか思えません。「直感なんていいかげんなものじゃなく、論理的に説明を」と言われそうですが、”アメと鞭”で進める平成の大合併と言われていること自体、合併の必要性にまるで正当な論理がないことを示しているのではないでしょうか。”アメ”も”鞭”も正気の沙汰で使うものではないからです。
「民主主義の再定義」は合併問題を考えるうえにも、欠かせない内容を含んでいると思います。関曠野さんの講演会へぜひお出かけください。
民主主義の再定義・関曠野講演会のお知らせ
民主主義には程遠い平成の大合併
私の政治団体、平たく言えば後援会の正式名称は「小林じゅん子と種まく人々・小林じゅん子後援会」といいます。みんなで民主主義の種をまこう、改革の種をまこうというわけです。この「種まく人々」が共催し、現代思想史研究をリードする関曠野(せき ひろの)さんを招き、「民主主義の再定義」と題して講演会を開くことになりましたので、お知らせします。右写真は関さんの代表作「歴史の学び方について」の表紙。