住民投票条例制定請求の署名集めが始まり、あっという間に10日間が過ぎてしまった。署名を集めてくださる受任者の方々へ落ちなく署名簿を配布し、署名方法を確実に伝えるだけでもとにかく手間がかかる。有難いことに受任者の数は日毎に増えていますが、その届出書類も毎日選管に提出しなければならない。初めての経験で要領の悪いことこの上なく、バタバタしているうちに今日になってしまった。
このあたりで署名数の集約をしておかなければと”作戦会議”を開いたのですが、あいにくの悪天候、降りしきる雪の中、集まったのは20人弱皆さん熱心な方で、少ないなあというより「よく来てくれたなあ」という気持ちでした。感謝!その20人ほど人たちが集めた署名を積み上げてみたところ600人を超え、条例制定請求に必要な有権者数の50分の1の署名数をクリア、拍手が沸きあがりました。さらに目標は高く13,000署名を目指し、作戦会議が続きました。
署名集めをしてみての反省や注意点、感想など情報交換も行われ、合併に対する住民の様々な声も伝わってきました。目だって多いのは先ごろ実施された合併のアンケートに対する疑問・不満。「あんなアンケートはあったもんじゃねえ、合併ありきのアンケートだ」「合併が決まったわけでもないのに新市の名前を書けなんてどういうこと」などは問題意識を持って答えた人たちだからまだいいけれど、中には「住民負担が増えても自立の方がいいって書いてあったから、負担が増えるならやっぱり合併の方がいいのかなと思って合併賛成にしたのよ」という人もいて、今回のアンケートの問題点が浮き彫りになった感があります。合併したって住民負担は増えるのに、あの設問自体がおかしいのだから・・・ 実は私の夫も「新市将来構想とかよく読んだかってあるけど、有利に解釈してもらうには”詳しく見た”ことにしてから、合併反対を選んだ方がいいのかなあ」などと聞いてくる始末。皆さんの家庭ではどんなアンケート風景だったでしょうか。
こんなアンケートでは、到底公平な結果が出るとは思えません。12月議会で平林町長は「今のところ住民投票は考えていないが、今後の成り行きによっては(アンケートの結果によっては)住民投票を行う局面もあるだろう」と発言していますが、アンケートの結果如何に関わらず、合併の賛否については住民投票をするべきだと考えます。