合併資料をしっかり読んでみましょう(その2)

町が作った資料「どうして合併?今のままではだめなの?」

※4月18日活動報告からの続き
●町からの資料に書かれていること
◆公平な合併情報を求める会で指摘した疑問点、問題点
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●「サービスを減らさずに、また、負担はなるべく今のままで」を続けていくには、まず、行政の改革です。改革は、穂高町だけでやるより、近隣町村と一緒にやった方が効果が上がります。
◆まず穂高町でやってみることです。自ら改革できない自治体が集まって、どうして改革などできるでしょう。3万人の町での合理化は、住民の顔が見えるところで効果を実感しながら進められますが、10万人の市で合理化したら、顔の見えないところで効率ばかりが優先し、暮らしの質が落ちる心配があります。広大な面積の新市に10万人が散らばった状態で暮らしていることを考えれば、近隣町村と一緒にやった方が合理化・効率化できるというのは、どれほど期待できできるものでしょうか。

●合併には相手があります。研究・協議してもよいという相手がいる今は、将来を考えるチャンスです。
◆相手があるうちにとあせってはいけません。カネやメイヨやチイでなく、本当に相思相愛なのかを確かめてからでよいのです。穂高町としていい町づくりをしていけば、これからでも、いつでも喜んで合併してもらえる魅力的な町になっていくはずです。

●役場の窓口は、過去の合併と違って、穂高地域の窓口として残ります。今までと同じように使えます。
◆今まで通りなら、ますます合理化、節約は難しく、合併の目的と矛盾してくるのではありませんか。ここ数年の間に合併したところでは、窓口は残っても職員の数は大幅に減らされているのが実情です。役場窓口が残ったところで、職員が数えるほどしかいない、事業や予算の権限がない、となれば役場があることによる地域への経済波及効果も薄まることになります。

●合併したらよくなるの?といわれれば、すぐによくなったり、全てがばら色ではありません。合併しても厳しい状況に変わりありませんが、節約できるところは節約し(行政改革)安曇野地域の皆さんと協働して、すみよいまちづくりを目指します。
◆合併しなくても、安曇野地域の皆さんと協働して、すみよいまちづくりを目指すことはできます。各自治体がそれぞれに行政改革に励み、必要なところで自治体連合や広域行政を進めれいけばよいのです。2005年3月の期限にこだわった合併、つまり458億円の特例債(借金)をあてにした合併ならば、一から考え直すべきです。