法定合併協議会の議員枠委員4名を選出

異なる意見には耳を貸さない態度では前途多難の合併

 そうか、そういうことだったのか。投票結果の写真を見ていただければ、皆さんもナルホドと気づかれることでしょう。今日は議会全員協議会が開かれ、法定合併協議会の議員枠委員4名を選出しました。結果はご覧の通りですが、どのようにして選出したのか報告します。

まず選出方法について意見交換、全員が何らかの意見を述べました。
・立候補してもらい選挙する。
・穂高の4地区から1人づつ選べば住民代表としてもいいのではないか。
・北穂高に議員はもともと一人しかいないし、有明は既に議長が出ているがもう一人出すのか、いずれにしろ地区割りして決めるのは不公平。
 そんな意見が出たところで、私が「住民投票では合併反対も半数あったわけで、なぜ反対なのか、どんな不安があるのかをしっかり受け止め、法定協議会に反映させていく必要がある。この前の全員協議会でも住民代表は議員であると確認したはず。合併に疑問や不安を持つ住民の代表として、合併反対あるいは慎重にとの主張をしてきた議員も2人は委員に加えるのがよい」と言うと、
・法定合併協議会は、合併に向けて進む場である。賛成・反対の議論を持ち込むところではない。
・賛成議員、反対議員の色分けをして決めるのには反対、全体の中で進めるべき。
・合併反対の議員が出て行くとなれば、穂高はどういうことだと言われかねない。
・合併反対の住民が多い現状は議員は皆分かっているのだから、誰が出て行っても意見は言える。など反対意見が続出。
 私や青柳議員は、異なった意見にも耳を傾けていかなければ、よい合併、地域作りはできない。ただ合併賛成ではなく、問題意識をもって参加しなければ意味がない。合併に向けて進む場だと言うなら、協議などいらないということになる。などと反論しましたが、多勢に無勢で押し切られてしまいました。合併に反対してきた議員が法定協議会に出て行ったら、まとまるものもまとまらない、という考え方だとすれば、実に嘆かわしいことです。

 最終的には9人が立候補し、4名連記の投票で決めることになりました。豊科町議会では4名連記でやったという話を議長が持ち出し、穂高もそれでいいねとなり、そうこうする内にさっと4名連記の投票用紙が出てきたのにはビックリ。(15日に議会事務局と話をしたところ、4名連記の用紙ならば2名でも1名でも使い回しができるので、予め作っておいたということで、4名連記の議長発言とは偶然の一致だったことを確認しました。)開票の結果は、事前打ち合わせが出来ていたのか、吉田、小林(秀)、藤原、白沢の4議員の名前がセットになって次々と出てきて、もうこれで4人決定。おまけに、立候補しておきながら、浅川議員はご自分には投票せずで、釈然としないものが残りました。(写真では森山議員に1票ありますが、あの1票はオレが入れたんだと言った議員がおり、森山議員もご自分には投票しなかった可能性が高いです。)