第1次整備区域の水辺エリアは3年前に開園しましたが、第2次整備区域の森林エリアについては、これまでの公園づくりからの方針転換を決め、住民参加で整備を進めることになったのです。市民会議は、この烏川渓谷緑地・森林エリアの整備や維持管理のために、住民と管理者(行政)がともに考えていくことを目的として作られたものです。現在29人のメンバーで活動しています。
今日は回を重ねて第17回の会議、夜7時から始まって、帰宅が夜の11時近くになってしまいました。これは今日に限ったことではありません。それぐらい毎回の会議は、内容盛りだくさんで、オマケにこの4月1日開園というゴールが動かせないものであったため、いつも急かされている感じがあり、正直しんどいなと思ったことも度々ありました。
行政と地域住民とが手を携えて、その地域にあった森林整備、公園造りを進めていこうというのは、考えてみれば至極当然のことなのですが、行政の垣根を取っ払うことはなかなか難しいことです。
住民はこれまで「お呼びでない」と入れてもらえなかったところへ招き入れられ、あれもしようこれもしようと張り切るのですが、気がついてみれば垣根はやっぱり住民の前にあり、行政は相変わらず垣根の向こう、といった感じです。「住民参加といったところで、どこまで本気でやってくれるのか」という行政側の不安や思い込みが、垣根となって残ってしまったのかもしれません。
それでも、私は(そして市民会議の多くのメンバーも)、めげません、諦めていません、放り出すつもりはありません。長かった助走が終わり、ここで思いきり踏み切ることができれば、あとは会心のジャンプで目の前が開けることでしょう。とはいえ、垣根がなかったらジャンプの必要もないのですが・・・
さあ、その「踏み切り」にあたる開園記念イベント開催についてお知らせしておきます。多くの皆さんの来園をお待ちしています。
◆県営烏川渓谷緑地森林エリア開園記念イベント
日時 5月14日(土)9:00〜15:30
場所 烏川渓谷緑地森林エリア及び穂高ビューホテル
集合場所は森林エリア駐車場
内容 午前:開園セレモニー
パネルディスカッション「市民参加による森の公園づくり」
午後:森林体験、園内ウォークラリー、クラフト教室 ほか
プレゼント 桜の苗木など用意しています。(数に限りがあります)