問題の三郷ベジタブルも俎上に上るので、傍聴人も大勢集まっているのではないか、定員は20名とか聞いていたので抽選にでもなったらイヤだななどと思いながら、早めに会場へ。報道関係者のほかには5〜6人と少なかったのは意外でした。
概要は新聞報道に詳しいので、以下記事引用をご覧ください。
◆三セクに厳しい指摘 安曇野市検討委(信毎web 1/29 03:05更新) 安曇野市出資の第三セクターの事業内容や経営体制を調査検討する「市出資法人あり方検討専門委員会」(委員長・河藤佳彦高崎経済大准教授)は28日、堀金総合支所で開き、報告書の内容を最終検討した。8法人について経営改善などを求めている。三郷農業振興公社には経営システムの再構築を求めたほか、経営不振が続く三郷ベジタブルが示した経営改善計画に対しては将来的な資金繰りを懸念する意見が出た。
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◆三郷農振公社も「経営危機」 3セク検討委・市の関与縮小求める
※下の写真をクリックすると拡大表示。(市民タイムス 2008年1月29日)
三郷ベジタブルについては、(旧三郷村の)当初計画はノーチェック、第三セクターゆえの「ぬるま湯体質」、非常にキツイ資金計画、計画通りに生産・収穫できるわけではないというリスク等々、厳しい指摘をしていながら、新しい経営改善計画を認める(期待する)ような発言も相次ぎ、こんな判断でいいのだろうかと首を傾げてしまいました。
「議会からは行政責任を追及する声もあるが、(西山副市長が責任をとって)会長を辞めたとして、そのあといったい誰がやるというのか、誰もいませんよ」といった趣旨の発言もありましたが、そんな「誰も引き受け手のないような会社」だと言っているのに、30年先まで引っ張るような改善計画でよしとするのでしょうか。
計画通りに経営改善が進まない場合は「早期に現法人による事業の継続は断念すべき」とは言っていますが、はたしてその判断ができるのでしょうか。市の担当部長(三郷ベジタブル取締役)は来年3月には定年退職、西山副市長(三郷ベジタブル会長)は来年12月ごろで任期切れ、経営改善の柱として期待されている新種のトマト・キャンディースイートの実績・成果がハッキリする前にいなくなってしまうのです。結局、結論出さずに問題の先送り、責任の先送りをしているだけに見えます。
それから、市民タイムス記事の見出しにあるように、三郷農業振興公社(堆肥センター運営)も大変なことになっています。これについて私は、昨年の9月議会で屋根の修繕費228万9,000円の補正予算があがってきたときに、いろいろと問題点は指摘していたのですが、これでやっと本気で取り組んでもらえるでしょうか。