安曇野市議会9月定例会・小林じゅん子の一般質問

~M産業の一般廃棄物処理業許可更新の問題と「あづみん」の利便性向上について~

安曇野市議会ホームページ

 6月議会が終わって、種まき通信第51号を作り上げ、7月17日には無所属議員4人の合同議会報告会を開催、月末には二泊三日で福祉教育委員会の視察研修で立川市、調布市、東大和市へ。
 8月に入り、安保法制に反対する集会や勉強会、信濃木崎夏期大学ではあの長谷部先生の「立憲主義の歴史」を受講。「標的の村」の上映会は特に印象深く。戦後70年をこれでもかというくらい噛み締めた夏だったように思います。

 目を足元に転じてみれば、市議会内は2ヵ月後にせまった議長選や議会内人事に係って、なにやら不穏な空気を感じずにはいられません。このことについては、また改めて報告するとして、まずは8月31日に開会した9月定例議会の一般質問についてお知らせします。

 今回の一般質問は9月9日(水)、10日(木)、11日(金)の3日間です。
◆詳しい日程や質問項目等については安曇野市議会ホームページをご覧ください。 http://www.city.azumino.nagano.jp/gikai/info/2015/09/ippan.html

◆インターネットでもライブ中継をおこなっていますのでご覧ください。 http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/


(1)増田建設産業に係る一般廃棄物処理業の

        許可更新における法的基準について

 本年4月9日付で県が増田建設産業(以下M産業)に対し通知した「廃棄物保管場所の周囲の壁(防音壁)の強度」に関する見解は、「壁を南側の下部、南側上部、西側上部の3カ所に分けて、産業廃棄物処理業変更届書等に基づき事業所周囲の壁について審査をしたところ、それぞれに問題点があるので必要な措置を講じられたい」というものであった。
 この通知により、県はM産業に対して最終的な見解を示したものと思われるが、具体的な改善の方法や事後の検証までの指示、指導はしておらず、その内容には疑問点が多い。
 それもあってか、市は5月18日にM産業から直接聞き取りを行ったが、M産業は県から「必要な措置を講じられたい」とされた3カ所全てにおいて補強工事は行うと答えたものの、その期限や期日等の回答がないとのことであった。市は、M産業が壁の補強をいつどのように行おうとしているのかが把握できた段階で、許可更新の結論を出したいとしている。
 そこで以下に質問する。

1、M産業が行おうとしている壁(防音壁)の補強工事について

2、一般廃棄物処理業の許可更新の法的基準について

(2)乗合タクシー「あづみん」の
        運行形態と利便性向上について

 デマンド型の乗り合いタクシー「あづみん」は、平成19年9月から運行が始まり、年々利用者も増加し生活を支える足としての一定の役割を果たしている。特に高齢者や障がい者の足として定着している。
 しかし、エリアを越えて利用する場合乗り継ぎが必要であることや、戸口から戸口までとはいえ目的地までおおむね1時間が前提となっていることなど、利便性向上に向けて大きな課題が残されている。
 運行から8年が経過する今年度、安曇野市地域公共交通会議や地域公共交通協議会では、「あづみんは」の利便性を向上させるため、新たな運行形態などについて研究を開始するとしているが、一日も早い利便性向上の実現が望まれる。
 そこで、以下に質問する。

1、安曇野市地域公共交通会議や地域公共交通協議会で新たな運行形態などについて研究を開始するとしているが、その具体的な内容について

2、戸口から戸口までおおむね1時間、堀金地域については30分で到着できることが現行の運営方法をの基本となっていることについて

3、現在運行している福祉バスを「あづみん」にシフトしていくことについて