新会派「民心・無所属の会」3プラス1

2015年10月2日市民タイムス記事

~民心・無所属の会と小林 純子は
     共同歩調をとって活動していきます~

 8月31日に開会した安曇野市議会9月定例会は、9月28日に最終日を迎え、この一ヶ月間に審査、審議した多くの議案について、本会議で質疑、討論、採決を行い閉会しました。

 ◆議案等と議決結果については、議会のホームページをご覧ください。

安曇野市議会 議会中継録画はこちらからご覧いただけます。

◆議員別賛否一覧もあります。
http://www.city.azumino.nagano.jp/gikai/info/2015/09/tkekka.files/sanpiichiran.pdf

 さて、これらの議案に関して私なりの考え方や判断について、これから順次書いていきますが、今日10月1日は議員任期後半の議会人事に先立つ会派届けの締切日でしたので、まずそのことを書いておこうと思います。

 タイトルの新会派「民心・無所属の会」3プラス1とはなにか?現在4人いる無所属の議員のうち3人(荻原議員、林議員、増田議員)が新会派「民心・無所属の会」を結成し、プラス1の小林純子が無所属議員のまま「民心・無所属の会」と共同歩調をとるということです。

 議員任期の前半にあたるこの2年間、これら無所属議員4人は会派を組まなくとも、既存の会派以上に研鑽を積み協力しながら議員として活動してきました。議会基本条例の制定により、無所属議員も議会人事で差別されることがなくなったので、それ以前のような「名ばかり会派」を組むことを強制されることもありませんでした。

 ところが、今回の任期後半の議会人事においてはどういうわけか「2年前の議会人事はイレギュラーだったので、前例、先例、規定等によって会派を中心とした正常な形に戻す」ということになってしまったのです。「えぇっ?!会派制ではなくなったはずなのに」と無所属の4人は大いに困惑。
 市議会の最高法規として議会基本条例があるのですから、それに抵触する規則や決め事は失効しているはずなので、「2年前の人事のやり方が正常」で、今回の「会派の人数で按分して決めるやり方がイレギュラー」だということになるのですが、議長も事務局もそしてほとんどの議員も「会派の人数で按分して決める」ことで考え方が一致。結果、無所属議員が差別を受ける状況になってしまったのです。(無所属議員は議会運営委員会に入れない、というのがその最たるもの)

 そこで、会派を組まないことの不利益を避けるために結成したのが会派「民心・無所属の会」。また、小林 純子は基本的立場を同じくするも、4人で会派「民心・無所属の会」を組むことになれば、無所属議員がゼロになってしまい「安曇野市議会は会派制でいく」ということになりかねないので、無所属議員として残ることにしました。

 これは、単に小林純子が無所属でいた期間がかったからとか、いわゆる「ブレない」からとかいうことではなくて、無所属4人がブレないでやっていくにあたって、会派を組まないと議会活動に支障が出るような方向へ追い詰められてしまったので、「形ばかりの会派」でも作らざるを得なくなったということです。
 それも4人で会派を組んでしまえば、会派制を主張する議員からは「無所属がいないんだから、すべて会派で仕切らせてもらう」という流れになってしまいます。そこで、だれが無所属で残るか「戦略的に」相談して決めたわけです。様々な想定を経て最終的に私になったということです。
 現状の安曇野市議会において、議会基本条例に示された議会のあるべき姿を本気で目指していくならば、無所属議員の存在はなくてはならないものだというのが、4人の無所属議員の共通認識であり、また基本的な政治理念は共通しているので、会派「民心・無所属の会」と小林 純子は共同歩調をとって活動していくことも確認しあいました。

《基本的な理念》
民心・無所属の会は、地方自治の本旨と民主主義の理念に基づいて活動し、安曇野市政の進展と市民生活の向上に寄与することをめざす。

※市民の心に寄り添って活動する無所属議員の会→民心・無所属の会

民心・無所属の会は、会派を組まないことの不利益を避けるために結成した会派である。
民心・無所属の会の構成員は、会派を名乗って選挙された議員ではないので、会派拘束はいっさいしない。