監査委員に立候補しました

安曇野市監査委員事務局HPより

~2名が立候補して選挙、宮澤豊次議員が16票を得て当選~

 昨日22日正午は正副議長選挙への立候補の締切りでした。市議会議員の任期は4年ですが、いわゆる「申し合わせ任期」の2年で議会人事となります。後半2年の議会ポストをめぐり、議員たちはバタバタ、そわそわ、不穏というか熱気というか、なんともいえない空気が漂っています。
 そんななか今日は、議会選出の監査委員を決める選挙がありました。地方自治法では、自治体の監査委員の1人は、議会議員から選出することになっているからです。(最終的には市長が議会の同意を得て決定します。)

 この監査委員に立候補したのは宮澤豊次議員(信誠会)と無所属議員の私。本日の全員協議会で立候補の声明を行い投票(単記無記名投票)となりました。
 投票の結果は、欠席議員が2名あったので23名が投票し、宮澤豊次議員16、小林純子6、無効票1で、宮澤豊次議員が議員選出の監査委員となりました。私としてはほぼ予想していたとおりの得票でしたが、それでも立候補して言っておきたいことがあったので、それができたことだけでもよかったと思っています。
 以下、私が行った立候補の声明です。声明というよりは意見発表ぐらいの感じですが。

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 監査委員に立候補した小林純子です。
 立候補にあたっての声明ということで、2点述べさせていただきます。
 まず1点目です。わたしが議員になったのは、「私たちのまちのことは私たちの手で決めよう」「私たちの生活の本当に必要なところに税金を使おう」という当り前のことを実現し、暮らしやすい地域社会を作っていくための有効な手段と考えたからです。ひとことで言えば、市民の税金が適正に使われることを願って議員活動をしてきました。
 議員になって初めて予算書を見たとき、その膨大な数字の羅列に圧倒されたものですが、「そうか、数字は予算額を表しているだけではなく、どんな政策のもとにどんな事業を計画しているのかも見せているのだ」、「予算は自治体行政の設計書・青写真なのだ」、そう気付いた私は、毎年の予算や決算の審議には「これぞ議員の大事な仕事」という自覚を持って臨んできました。
 今回、監査委員に立候補したのは、安曇野市議会議員として3期目の後半を迎えるにあたり、先ほど述べたような私の想いの延長線上にこの監査という仕事があると考え、議員経験も充分とはいえないまでも、10年重ねたこの時期に立候補の意思を固めました。

 2点目は、監査を受ける立場である長が監査委員を選任しているため、監査委員の独立性が十分に確保されていないのではないかといった疑問があります。 また、議員のうちから選任されるいわゆる議選委員については、短期で交代する場合が多いことや、市長与党的な多数会派の議員が勤めてきた経過があり、その監査が形式的になりがちではないかとの疑問もあります。私は無所属議員という立場でしっかりと監査にあたりたいと考えています。

 この10年間の私の議員としての活動をどう評価していただけるかはわかりませんが、(この私の決意をご理解いただき)ぜひ監査委員の席に送っていただきますよう、お願いいたします。

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以下の2点も言っておけばよかったなと、後になって思ったので記しておきます。

◆地方自治法第2条14項 地方公共団体は,その事務を処理するに当っては,住民の福祉の増進に努めるとともに,最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。

◆地方財政法第4条1項 地方公共団体の経費は,その目的を達成するための必要且つ最小の限度をこえて,これを支出してはならない。