安曇野市議会の新しい会派構成が決まりました

~無会派ってあるけど、これは会派なんですか~

はい、「無会派」という名称の会派です。

いつも市民派、ずっと無党派の小林じゅん子は、この「無会派」に所属することにしました。

合併してできた安曇野市議会は、全国の市議会にならって会派制をとっており、会派に入らず無所属でいる議員は何かと差別的な待遇を強いられてきました。そのため、無所属の議員が集まって「無所属連合」とか「民心・無所属の会」とかいう会派を組んで、無所属議員でいることの不利益を避けてきた経過があります。

今回の市議選にあっては、なんと選挙告示もされていない段階から立候補者に「当選したらウチの会派へ」と勧誘があったと聞きました。これでは、ますます会派制が歪んでいくと憂いていたのですが、4人の議員が無所属で残ったので「4人いるなら無所属議員の会派を便宜的にでも作っておこう」ということになりました。

「無所属なら、なんで会派を組むんだ!?」
安曇野市議会では、無所属議員は会派に入らず一人で無会派になると、議会運営委員会に入ることができません。この差別的なローカルルールにより、わたしは2年前まで14年間一度も議会運営委員会に入ることができんせんでした。

2年前からやっと、無所属議員が3人以上いれば、そのうちの一人を代表として議運に入れてくれるようになりましたが、1人や2人では議会運営委員会に入れないのです。

議会運営委員会は議会の運営を大きく左右するので、そこに入れないのは本当にもどかしい思いがあります。

今回、最終的に無所属でいこうという人が4人残ったので、この4人でどうするのがいいか話し合いました。

4人で会派となれば議運に2人入ることができるので、議運の中で影響力を持つことができます。それで、以下のような合意のもと、「無会派」の名称で会派届を出しました。

《 会派理念 》 
・「無会派」は、会派を組まないことの不利益を避けたい議員の集まりである。
・一人ひとりが自立した議員として、常に自己研鑽に努め、自由闊達な議論の積み重ねにより積極的に政策提案を行っていく。

そのために、以下の共通認識に立って行動する。
・会派代表は会派の総意を代表するものではなく、連絡係の位置づけとする。
・会派拘束はいっさいしない。
・議長選挙、副議長選挙に関して、会派として関与しない。
・政務活動費は所属議員が個々に管理し、会計係がまとめて監査し報告する。
・市民に身近な議会にしていくため、情報公開、情報発信に努める。