一般会計予算に対して修正予算案2件を提出

~自治体は集めた税金を住民の幸せためにどう使うか~

新体育館建設関連予算の修正案の提案説明

予算とはなにか?「予算は税金」、「予算は政策」、「予算は行政の設計図」。自治体は集めた税金を住民の幸せためにどう使うか、市長一人、議員一人が考えてみたところで限界があります。これからの時代、有権者・納税者である市民も一緒になって、財源の使い方を自主的に決めていく仕組みを作ることはできないでしょうか。市民の側にあるべき議員が、そこにどう関わっていくか、議員の存在意義や働き方が問われていると感じます。

そいうわけで、新年度予算については、新体育館建設に関る予算と穂高老人保健センター(温泉施設)の解体工事に関る予算、この2件について修正予算案を提出することにしました。

新体育館建設関連予算については、基本設計作成料、地質調査などの6678万1千円の予算を削除するものです。

提案理由は、
南部総合体育館整備計画における基本設計に関わる予算66,781千円は、延べ床面積7,300㎡、事業費38億円を前提とした基本計画によるものであり、事業費の圧縮を求めた市議会の提言、及び平成28年12月定例議会で採択した陳情の趣旨を反映したものではないため、基本計画の内容を再検討する必要がある、ということです。

増田議員、荻原議員、猪狩議員、そして小林純子の4名の連署で提出しました。

※小林純子の賛成討論はこちらへ

もう1件は、穂高老人保健センター(温泉施設)の解体工事に関る予算27,616千円の予算を削除するものです。

提案理由は、
穂高老人保健センター解体工事請負費24,473千円と関連予算3,143千円は、老人福祉の観点から、老人保健センター機能を新しゃくなげの湯に移転できているかの検証が行われ、必要な対応がとられた後でなければ解体工事は行えないので、平成29年度中に予算計上することは認められない、というものです。

こちらは、荻原議員、猪狩議員、そして小林純子の3名の連署で提出しました。
※小林純子の賛成討論はこちらへ

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◆議員別賛否一覧 [PDFファイル/219KB]

◆地方自治法第2条14項 地方公共団体は,その事務を処理するに当っては,住民の福祉の増進に努めるとともに,最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。

◆地方財政法第4条1項 地方公共団体の経費は,その目的を達成するための必要且つ最小の限度をこえて,これを支出してはならない。