安曇野市議会6月定例会・小林じゅん子の一般質問

~松枯れ防除・空中散布の進め方は万全か、M産業の一般廃棄物処理業許可更新は~

 今回の私の一般質問は次の2項目です。どちらも3月議会で取り上げたものですが、「これでお終い」というわけにはいかない内容でしたので、引き続き質問することにしました。
 本日締め切りギリギリに通告書を提出し、その場でくじ引きして発言順が決まりました。このところいつも遅い出番の番号ばかり引いているので、今度こそと思いながら念入りにクジを引くも、出てきたのは「6」番。第一日目の最後になる番号でした。5番目、6番目ともなると、聞いている方はもう集中力が途切れがち(いささか退屈、疲れも出てくる)、質問者としても「目の覚めるような」質問をぶつけなければなりません。6月12日(木)が私の出番ですが、あと1週間はしっかりと準備をし、問題提起をしつつ、政策転換を迫りたいと考えています。

◆平成26年安曇野市議会6月定例会一般質問
http://www.city.azumino.nagano.jp/gikai/info/2014/06/t2606ippan.html

(1)市の一般廃棄物処理基本計画と
     増田建設産業の一般廃棄物処理業許可の経緯について

 3月定例会の一般質問に引き続き再度質問する。
 
 北小倉の廃棄物処理施設(増田建設産業)の防音壁の危険性について、市は県に対し許認可権者として適正な処置を求める要請書を提出したが、9カ月が経過した現在も検討中であるとして進展が見られない。市としては、処分業(ソフトの部分)と、施設(ハードの部分)とは明確に切り分けて判断しており、市の許認可権は処分業・ソフトの部分にあたるので、これ以上の関与はできないとの見解である。

 増田建設産業有限会社の一般廃棄物処理業の許可については、この秋9月30日に2年ごとの更新の時期を迎える。前回平成24年9月28日付の許可更新では、騒音防止策として平成23年6月頃までに設置された囲いについて、市では安全性等の審査ができないため、長野県に対して安全性についての審査を依頼していた。平成24年9月に県から「廃棄物処理法の保管基準上問題ない」との審査結果を受け、これを根拠に許可更新の判断をした経過がある。

 そこで以下に質問する。

1、増田建設産業の防音壁の危険性に関する県の見解について。

2、増田建設産業の一般廃棄物処理業の許可更新について。

3、市の一般廃棄物処理基本計画と増田建設産業の一般廃棄物処理業許可の整合性につ
  いて。

(2)松枯れ対策としての農薬の空中散布について

 松枯れ予防対策として、明科の潮沢地区(岩洲公園周辺の山林)で、有人ヘリコプターによる農薬の空中散布が予定されている。しかし、農薬の空中散布が松枯れに効くという確証がないことや、自然環境や生活環境を汚染し生態系やヒトに被害を及ぼす恐れがあるので、予防原則によって慎重に対応する必要がある。
 
 そこで、以下に質問する。
 
1、有人ヘリコプターによる農薬の空中散布に関する説明会について。
  空中散布の是非を判断するに充分な情報提供がなされていたか。

2、空中散布の実施に当たって、大前提とされている「地域住民の合意」について。
  何をもって「地域住民の合意」とするのか。

3、やむなく空中散布を実施する場合、その安全対策や事故防止について。
  子どもには農薬の影響が強く出るので、保育園や学校を休園・休校にすべきでは。