住民投票を進める会は解散

今後はそれぞれの考えや主張によって様々な動きへ

 「合併問題を機に、住民投票条例の制定を目指します」これは私の選挙公約でした。志を同じくする議員とともに、住民投票条例制定に向けて動き出したのは昨年8月のこと。ほどなく「町村合併について住民投票を進める会」が発足し、住民請求による「穂高町が合併することについての可否を問う住民投票条例」制定に至るまでの7ヶ月を振り返ると、よくぞここまでと感慨深いものがあります。333人の受任者の皆さんと、署名してくださった8000余の皆さんに感謝です。
 条例制定が実現し「進める会」の当初の目的は達成されたので、今日はいよいよ最後の会合、「町村合併について住民投票を進める会」は本日をもって解散となりました。今後は会員それぞれの考えや主張によって、様々な活動が展開されることになりそうです。
 11日に準備会があった仮称「穂高町を愛する会」は合併反対の立場で、合併推進との対立軸を明確にして運動していく方針ということなので、私はそちらには参加しないことに決めました。
 反対一色の会だけよりは、いろいろな考えの会があって、協同できるところは一緒にやりつつ、それぞれに幅広く活動していく方がよいと思うからです。以前ここでも書きましたが、合併問題を勝ち負けの話や対立を煽る方向に向けてしまってはいけない。大事なことは、私たち住民がどんな町づくりを目指すのか、どんな暮らしを望むのかよく考え、それを実現するためには合併がいいのか自立がいいのか、一人ひとりが判断し決めることです。賛成・反対それぞれの主張は、住民がきちんと判断することができるような環境作りに向けていかなければならないと思います。
 国が進めようとしている合併について知れば知るほど、今回の5町村の合併は急ぐ必要のないものだと分かってきました。合併の優遇措置や特例債は一時幻惑するだけのもので、当てにしたらバカをみるようなものです。しかし、合併せずやっていくにしても、今までどおり住民が何の問題意識もなくビジョンもなくやっていくのなら「自立だ!」なんてエラそうなことはいえません。
 だから、私たちは「どっちがトクかな、どっちがラクかな」という考え方ではなく、本当に暮らしやすい、住民として誇りの持てるようないい町にしていくために「私も何かしなくちゃ、多少厳しくとも頑張ろう」と意欲と決意が持てるのはどちらなのか、そういう見極めをすることが必要だと思います。
 私は、合併せずやっていくことに希望を見ています。穂高町としてもっともっと頑張れることがいっぱいあると確信してます。頑張り甲斐があるとも思っています。
 合併する・しないは、片方が悪でもう片方が善、というような、○×の問題ではないということに、まず気づいてください。