平林明議長の不適切な議会運営に抗議しました

~全員協議会の場はあたかも査問会のごとく~

安曇野市議会では、共産党安曇野市議団の申し入れを受けて、「旧統一協会となんらかの関りの有無」について議長が調査をしました。この時点での調査については、下記に報告していますのでご覧ください。
2022年9月22日
旧統一教会および、関連団体に関わる申し入れに対応
~関係を持った議員は個人の責任において対応すること~

その後、第7回会派代表者会議(10月12日開催)において、口頭ではなく文書で議長に報告し、その結果は議会として議長が報告することが決まりました。そして、調査がまとまったところで、第8回会派代表者会議(12月14日開催)では、12月22日開催予定の全員協議会(全協)で、調査結果を公表し、旧統一協会や関連団体と関係を一切持たないことを確認(宣言)する、ということでまとまりました。

報告があったのは3件で、いずれも回避することが難しい場面での「関係」であったことから、公表に際しては「今後も知らずに接点が生じてしまうことが有りうるので、充分注意していく」ことも、議長から話していただくことになりました。このことは、12月22日の全員協議会の直前の議会運営委員会でも確認されていました。

ところが、12月22日に開催された全員協議会は、「公表と確認(宣言)」を大きく外れ、議長が率先して「旧統一協会となんらかの関りがあった」と申し出た3名の議員を「査問」するような議事進行を行ったのです。旧統一協会とは知らずに接点が生じてしまった3名の議員(小林純子、増田望三郎議員、林孝彦議員)に対し、議長を含む2~3の特定の議員から執拗に質疑が繰り返されました。

私に対しては、「小林純子議員の家は旧統一教会の施設がある有明ですね。安曇野市には旧統一教会関係で600票ある。選挙協力の話があったのではないですか」、「名刺交換したときに旧統一教会だと気付いたそうだが、2年前の時点で、世界平和統一家庭連合の名刺を見て旧統一教会だと分かったということ自体おかしい。元々(関係があったから)知っていて、すぐ分かったんじゃないですか」といった、侮辱的な質問ばかり。

増田望三郎議員、林孝彦議員に対しても同様で、これが公式の議会の会議かと、信じられないような状況になっていました。私はやっとの思いで、「旧統一協会との接点を正直に申し出た者に対して疑いがあるということならば、この全協の場ではなく、きちんと手続きを踏んで調査会を開くなりしてほしい」と発言しましたが、議長からは明確な答えはなく全協は終了しました。

そこで、本日、12月23日、平林明議長のこのひどい議会運営・議事進行に対して、関係する3名の議員がまとまって抗議しました。以下は、その抗議文です。

2022年12月23日

安曇野市議会議長 平林 明 様

安曇野市議会議員  小林純子
同     増田望三郎
同      林 孝彦

安曇野市議会議長の不適切な議会運営に抗議します

本年12月22日開催の議会全員協議会において、平林明議長は旧統一協会となんらかの関りがあった議員について公表し、旧統一協会や関連団体と関係を一切持たないことを確認(宣言)しました。このことは、12月14日開催の会派代表者会議及び12月22日開催の議会運営委員会で了承されたことと承知しています。
しかし、実際には「公表と確認(宣言)」を逸脱した、議長の恣意的な議事進行がなされ、全員協議会の場はあたかも査問会のごとく進行しました。そのため、小林純子、増田望三郎、林孝彦の3名は、あらぬ嫌疑をかけられ名誉を毀損されました。また、それだけにとどまらず、安曇野市議会への信頼を大きく損ねることとなっています。
以上、平林議長の議会運営・議事進行は議会の長としてあるまじき行為であり、このような事態を招いたことに強く抗議するとともに、自らの誤りを認め、その責任をあきらかにされることを求めます。